水島寒月さん
のうた一覧
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一合の酒ゆるゆると飲みながら事もなき日の暮れ渡りゆく
平成二十二年十一月十七日
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稲わらを焼きゐるならむ薄けむりただよひくれば秋ぞ極はまる
平成二十二年十一月二十日
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白富士の白さも白き朝なれや妻は厨に味噌汁を煮る
平成二十二年十一月二十九日
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屈託を抱へしままに灯を消せばひとつのみ鳴るとほきいかづち
平成二十二年十二月五日
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道のべにひと待つごとく傾ぎつつうすもも色に咲ける秋桜
平成二十二年十二月五日
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ゆふされば野焼きの煙流れ来て富士のやま影やや霞みたり
平成二十二年十二月七日
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暮れやすき師走の空や豆腐売りらつぱをぷあと鳴らしつつ来よ
平成二十二年十二月二十九日
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初詣で済ませて妻は安らかに居眠りてをり電車の席に
平成二十三年一月四日
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家並みの途切れてのっと現はるる富士の白さや電車の窓に
平成二十三年一月十七日
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焼芋のにほひは来り如月の光あかるき商店街に
平成二十三年二月一日
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丘の上の光あかるき病室に癌をいだきて父はゐますや
平成二十三年二月一日
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漱石の享年を我れ過ぎにけりただ我が生を我れは生くべし
平成二十三年二月七日
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光こそやはらかなれど丹澤ははだれ雪して風冷たけれ
平成二十三年二月十四日
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黒猫は呪文のごとき鈴の音を残して闇の一部となりぬ
平成二十三年二月二十二日
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煮崩れてわづかに苦き大根を繊維に沿ひてゆっくりと噛む
平成二十三年二月二十二日
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つけ麺の冷めたるつゆの頼りなさ言ふべきことは言はねばならず
平成二十三年二月二十四日
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あを草に背を圧しつけてそらを見るその心もて我れは生くべし
平成二十三年三月七日
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珊瑚樹のてつぺんにゐて川原鶸の限りと鳴けり胸反らすまで
平成二十三年三月十日
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七七忌を済ませて戻る亡父の庭に吉野桜の咲き初むる見ゆ
平成二十三年三月二十七日
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降りかかる香を深ぶかと吸ひにけり白き辛夷の咲き盛りゐて
平成二十三年三月二十七日
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