水島寒月さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
秋のいろその背に負ひて蟷螂は何思ふらむ朝の雨ふる
平成二十二年九月二十八日
6
もっと見る
蟷螂の六本細き脚を見つ神が創りしと思ふほかなき
平成二十二年九月二十九日
6
もっと見る
懷かしき手紙のごとくやさしくも金木犀の香は匂ひくる
平成二十二年十月五日
6
もっと見る
納棺をし終へて父の額を撫づ初めて触れきその高き額に
平成二十二年十月十九日
6
もっと見る
絹さやの色冴えざえと肉どうふ妻は小鉢にしあはせを盛る
平成二十二年十月二十日
6
もっと見る
清しさは喩へば朱きひなげしのただ咲くために咲きゐるごとき
平成二十二年十月二十九日
6
もっと見る
柿の実の日ごと色づく秋なれば古き手紙を読み返へしゐる
平成二十二年十一月十一日
6
もっと見る
ふたりとふ言葉うれしき暮れ方につやつやあをきぎんなんを食む
平成二十二年十一月二十二日
6
もっと見る
寒つばき夜来の雨に洗はれてその白き色輝きにけり
平成二十二年十一月二十七日
6
もっと見る
うす青く晴れ渡る空戴きて刈り田の畔をひとり歩めり
平成二十二年十二月十七日
6
もっと見る
下駄箱に置かるる小さき鉢植ゑにカネノナルキとふだ差されをり
平成二十二年十二月二十七日
6
もっと見る
とうふ売るラツパの音は聞こへきて師走の空の暮れゆかむとす
平成二十二年十二月二十九日
6
もっと見る
今朝の枝につぼみを解く白梅の匂ひとともに春を吸ひ込む
平成二十三年一月三十一日
6
もっと見る
木枯らしは荒みて夜べの湯たんぽのまろきを足の先に確かむ
平成二十三年二月九日
6
もっと見る
梅が枝に梅の咲くこそ愛しけれ母よわたしはあなたの子です
平成二十三年二月十六日
6
もっと見る
浅ければたまゆら光る川面ゆく枯れ葉は水の底に影して
平成二十三年三月一日
6
もっと見る
蝋燭を点して過ぐる小さき夜にむかしがたりのこゑやはらかき
平成二十三年三月十七日
6
もっと見る
去るひとの在りて切なき桜花われの想ひを映しつつ散れ
平成二十三年四月二日
6
もっと見る
うぐひすの笹鳴きを聞く日の午後か甲斐なき事を思はざるべし
平成二十三年四月四日
6
もっと見る
ひなげしは諾ふやうに揺るるかなここ吹く向かひ風を受けつつ
平成二十三年五月二十九日
6
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[33]