水島寒月さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
次つぎと現れる碑を読み上げつつ三嶋大社へ導かれゆく
平成二十二年五月十七日
6
もっと見る
空を負い海風に舞う鴉らは得意なるべし羽搏きもせず
平成二十二年五月二十六日
6
もっと見る
牽かれゆく汝れの声こそ哀しけれ牛舎の屋根を震わせて消ゆ
平成二十二年五月二十五日
6
もっと見る
諍いてうす汚れたる我が心抱きて眠るほの暗き部屋
平成二十二年五月二十七日
6
もっと見る
鰻焼く一首を読まば山椒の香ぞ思わるる抗い難く
平成二十二年五月三十一日
6
もっと見る
ほろほろと試飲の酒に酔いながら小さき薔薇の鉢求めけり
平成二十二年五月三十一日
6
もっと見る
しんしんと冷え沁み徹る夜半の冬手のひらほどのココアの温み
平成二十二年六月一日
6
もっと見る
じつとりと纏わる黒き水無月の夜を鳴き立つや恋猫のこえ
平成二十二年六月十五日
6
もっと見る
うす曇る空映しいる水張田にすず風吹けば小波の立つ
平成二十二年六月十七日
6
もっと見る
靴の先をみみずのひとつ横切りぬ互いにひとつ命を抱きて
平成二十二年六月十八日
6
もっと見る
珊瑚樹に乳の色せる花咲けば昼休みにはそのもとに寄る
平成二十二年六月十八日
6
もっと見る
縫ふごとく谷をなぞりてゆるゆると走る列車の警笛を上ぐ
平成二十二年六月二十六日
6
もっと見る
打ち水のなされし庭は黒ぐろと火照りを鎮め夜に入らんとす
平成二十二年七月二十日
6
もっと見る
暮れ方に蜩ひとつ鳴き居ればひと日の生の極まれるかな
平成二十二年八月六日
6
もっと見る
空蝉よ旧き己れを脱ぎ棄てて汝れは何処の枝に鳴くらむ
平成二十二年八月九日
6
もっと見る
風の秋少年の日のやるせなさ蝉の骸のにおいにも似る
平成二十二年八月二十二日
6
もっと見る
降るごとき杉の葉陰にゆく夏を惜しむか蝉のひたに鳴きたつ
平成二十二年八月二十八日
6
もっと見る
はみ出せるクレヨン青き画用紙の悲しみのごと暮れ方となる
平成二十二年八月三十一日
6
もっと見る
縮緬の梅の根付に見入りゐる妻の笑顏に冬日の及ぶ
平成二十二年八月三十一日
6
もっと見る
赤あかと夾竹桃の咲く道にをさなき母の後ろ影見ゆ
平成二十二年九月一日
6
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[33]