水島寒月さん
のうた一覧
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口数の少なき祖父の床の間に砲弾ひとつ置かれてありぬ
平成二十二年八月七日
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明け方に雨通るらし珊瑚樹のひと葉ひと葉の息づきて見ゆ
平成二十二年八月九日
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ひとつふたつ上向きに着く実もありてまろき花梨は秋風を受く
平成二十二年八月二十五日
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梢先に三つの重き実を支ふ花梨に亡父を重ねて居たり
平成二十二年八月三十日
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ゆうたやろせやからあかんゆうたやろしょうゆたしたら辛うなんねん
平成二十二年九月一日
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色浅きどんぐりふたつ拾ひたり掌にころがせば秋の音する
平成二十二年九月十二日
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人麿のうたに詠まれしかぎろひを見むとて暗き山道をゆく
平成二十二年九月二十日
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その肌に雨の雫を置きながら今朝柿の実はわづか色づく
平成二十二年十月十日
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すみませんすみませんねと繰り返へしつつ髮刈られゆく老ひ人のあり
平成二十二年十一月十五日
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石段を我れは登りぬ倒れたりし銀杏の高さ目に測りつつ
平成二十三年一月四日
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釈然とせざる思ひに見上げたる真暗き空に星ひとつ見ゆ
平成二十三年一月五日
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おほ波に舐め尽くされし町に在りて今朝の鴎の真白かりけり
平成二十三年三月十四日
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諍ひて泥水のごとき我がこころ抱きて眠るうす青きへや
平成二十三年三月二十九日
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うねりてはうねりかへして真鰯の雲母のごとき耀きを曳く
平成二十五年七月十五日
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亡父の胸に挑むがごとく軟球を力の限り投げし日のあり
平成二十二年四月二十八日
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捕われて息絶えしのち焼かれたる魚毟りけり差し醤油して
平成二十二年四月二十八日
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夕暮れに僅か許りの酒を飲み無益なことを云う男あり
平成二十二年五月一日
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小綬鶏の規則正しく鳴く声を間近に聞きて早桃を食む
平成二十二年五月二日
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思い出に笑い転げて弟の遺影に集う七回忌かな
平成二十二年五月五日
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くれないの日日草は今朝もまたひとつ蕾をほどかんとして
平成二十二年五月八日
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