水島寒月さん
のうた一覧
(カテゴリー:全カテゴリー 並び替え:人気順)
全カテゴリー(総合)
恋愛
結婚
友達
仕事
学校
時事
家族
子供
自然
挽歌
その他
新着順
人気順
深き深き水の底ひへ落ちゆかむ白きちひさな硝子となりて
平成二十二年八月二十六日
8
もっと見る
今日といふ掛け替へもなき一日を茜に染めて今日の夕焼け
平成二十二年八月二十九日
8
もっと見る
まる四年過ぎて転移も再発もなきと告げられ祝杯を挙ぐ
平成二十二年八月二十八日
8
もっと見る
ひと知れず旧き地層に抱かれゐる化石の貝のごとく眠らむ
平成二十二年九月十二日
8
もっと見る
さまざまに名は賜はれど何時にても拙者はまろき月で御座るが
平成二十二年九月二十三日
8
もっと見る
引き剥がす秋刀魚の白きなか骨のしなやかにして秋深みゆく
平成二十二年九月二十六日
8
もっと見る
くさくさと反故丸めたるかたちして玉咲き鶏頭くれなゐ深き
平成二十二年九月二十九日
8
もっと見る
亡き父のこゑ忘れゐしこの頃かやうやう人は遠ざかるべし
平成二十三年一月十六日
8
もっと見る
思ふことある風情にてしっとりとつぐみは春の雨に濡れをり
平成二十三年三月二十一日
8
もっと見る
睡蓮の葉を束の間と震はせて真鯉のひとつ泳ぎゆきけり
平成二十三年三月二十九日
8
もっと見る
すつくりと噛めば立ちくる春の香の焼き筍のゆふべうれしき
平成二十三年四月十五日
8
もっと見る
来週に妻の手術を控へつつ何もなかったやうな夕焼け
平成二十三年五月二十八日
8
もっと見る
したたかに飲めばしみじみ哀しけれ夜半に降り出す雨音きけば
平成二十三年六月二日
8
もっと見る
妻が焼くいつもと同じたまご焼きいつもと同じ日であれかしと
平成二十二年四月二十九日
7
もっと見る
遥かなる時間を超えて瞬ける星ひとつ見ゆ名は知らねども
平成二十二年五月九日
7
もっと見る
くだされし人の名を取り名附けたるウエハラさんは花芽を附けぬ
平成二十二年五月十三日
7
もっと見る
電柱をいま過ぎるらし靴音が君の帰りを連れて近づく
平成二十二年六月六日
7
もっと見る
なかなかに思うようには参らねどひとまずおいて燗酒を飲む
平成二十二年六月十八日
7
もっと見る
ふり仰ぐ西の空なるひとつ星何をか我れに言いたげと見ゆ
平成二十二年六月二十七日
7
もっと見る
真直ぐなる孟宗竹を見上げつつ午後を露天の湯に浸かり居り
平成二十二年七月十一日
7
もっと見る
[1]
<<
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
>>
[33]