水島寒月さん
のうた一覧
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幾千の命を抱きて干されたる柳葉魚とふ名の平たき小うを
平成二十三年四月六日
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散る時を知るや散りゆく桜花また来る春をわれに約せよ
平成二十三年四月十一日
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風なきに散りかかりくる花びらに宥められつつ坂登りたり
平成二十三年四月十五日
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大人にはなりたくもなしなれもせず低く校歌を口ずさみたり
平成二十三年四月十六日
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つばくらめ縺れるやうに飛び交ひて葛飾真間に風光りたり
平成二十三年四月十九日
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手のひらに丸まりて載る小うさぎの眼はわれを何と見るらむ
平成二十三年五月一日
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寝付かれず暗き厨に一杯の水飲む夜半の独りなるかな
平成二十三年六月十日
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蕎麦の花は葉の緑にぞ映えにける諏訪の平に風を受けつつ
平成二十三年六月二十二日
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さう云へば暦に赤きマルをして胸躍らする日やなかりける
平成二十三年九月四日
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虫には虫鳥には鳥にそれぞれの煩いあらん早生みかん剥く
平成二十二年四月二十一日
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一瞥を投げ黒猫は立ち去りぬ我れの視線を干渉とみて
平成二十二年四月二十三日
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装備ごと尻を落として兵はいま爪を切らんと軍足を脱ぐ
平成二十二年四月二十四日
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汝れの名を口に上せばうら淋しまろき林檎の持ち重り哉
平成二十二年四月二十五日
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ふたり来て諏訪湖を渡る風を受く遊覧船は弧を描くかな
平成二十二年四月二十九日
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傘を打つ雨に混じりて切れぎれに大正琴の音は聞こえくる
平成二十二年四月三十日
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便りなきそが無事にある報せとか母思いつつ言い訳をのみ
平成二十二年五月一日
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北風に運ばれて舞う風花の落つると見えてまた舞いにけり
平成二十二年五月三日
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冷めた茶を呷るがごとき頼りなさ師走曇天風なかりけり
平成二十二年五月三日
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職退かれし上原さんが丹精のビオラは咲きて春風を受く
平成二十二年五月三日
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車窓より見やる浜名湖浮く舟に真白き人の立ちつ座りつ
平成二十二年五月四日
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