水島寒月さん
のうた一覧
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明けやらぬ道かけゆける靴音を布団に在りてただ聞ゐてをり
平成二十二年十月七日
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午睡して投げいだしたる足の裏に冷やひやと来て白き秋風
平成二十二年十月十二日
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うるはしき薔薇に刺あるほんたうのわけ知りたるは誰やの人ぞ
平成二十二年十月十六日
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中空を飛び違ひゆく鴉らの声枯らすまで鳴き交はしつつ
平成二十二年十月二十四日
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妹の字に妻とふ意味のあるを知り万葉集をふたたび開く
平成二十二年十月二十六日
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あを黒き空を背負ひてかうもりの細かに羽をうち叩くかな
平成二十二年十一月四日
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ほどよくも焼き上がりたるトーストに妻塗りくれしバターの匂ひ
平成二十二年十一月四日
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一片の雲なき空と見てあればひかうき雲のひとつかかりぬ
平成二十二年十一月五日
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たのまれもせぬをちひさき籠に入れ惨かりきかな我が慰めは
平成二十二年十一月七日
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秋の陽を受けて銀杏の照りにけり下葉の陰はいよいよ深き
平成二十二年十一月十三日
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秋のおとさりさりとせり踏み締むる桜もみぢは足の下より
平成二十二年十一月十四日
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真実はひとつに非ず秋の風彼奴にひとつ我れにもひとつ
平成二十二年十一月十九日
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ゆるゆると今宵の酒に酔ひにけり潤目鰯をかるく炙りて
平成二十二年十一月二十九日
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街燈の小さく照らせる舗装路の冬へ連なる夜を帰へり来ぬ
平成二十二年十一月二十五日
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いろは坂にもみぢの盛り伝へゐるニュースを妻と炬燵に見れり
平成二十二年十一月二十八日
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明滅をただ繰り返へす街路燈の照らせる道を我れ帰へり来ぬ
平成二十二年十二月六日
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高き棚の前に佇む女子学生の薄く開けるくちびるの色
平成二十二年十二月十一日
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電燈を消せば真暗き保存書庫にあくまで深き静けさのあり
平成二十二年十二月十三日
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暮れ残る柿いろの空見やりつつ夕餉の菜を求めに行きぬ
平成二十二年十二月十八日
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音もなく明けくる空を眺めつつ午後の会議の思ひやられて
平成二十二年十二月二十七日
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