水島寒月さん
のうた一覧
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風絶へて熱帯の夜は黒ぐろと尋問を我れ受けゐるがごと
平成二十二年七月二十九日
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せせらぎに屈み込みたる童らのざりがに追へる夏休みかな
平成二十二年七月三十日
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別れゐし吾子に会う日の百日紅降るや降らずの雨に濡れつつ
平成二十二年八月九日
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紫に染まれる雲を眺め居り今日という日の今し生まれ来
平成二十二年八月十一日
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濡れ靴の乾く間もなき六月の頼りなきかな珊瑚樹のはな
平成二十二年八月十三日
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山葵田に塩辛蜻蛉ひくく来て水面に映す己れがかたち
平成二十二年八月十四日
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日盛りを鳴き通したる蝉の声日暮れとなればいつしかと止む
平成二十二年八月十四日
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リセットの利かぬを以って可とすべし身を揉むごとき悔い抱きつつ
平成二十二年八月十四日
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硝子窓に夕あかね照る工場の脇の小道を我れ帰り来ぬ
平成二十二年八月十六日
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手のひらを打ちて殺めしひとつ蚊の破れし腹は血に塗れたり
平成二十二年八月十六日
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ヨード卵「光」の色に陽は出でて夏はゆっくり減速をする
平成二十二年八月二十七日
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うす赤き百日紅の花房におそ夏の陽は真直ぐに当たる
平成二十二年八月二十三日
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冬瓜の冷たき皮の滑らかさをみなの肌と悩ましきかな
平成二十二年八月二十三日
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平平と凡凡に過ぐる日日の古き手紙のごとくいとほし
平成二十二年九月七日
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さいかちと名付けられたる小径なればまた訪ぬべし花開くころ
平成二十二年九月八日
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生くること我れに虞るる想ひありかなかな蝉の鳴く夕まぐれ
平成二十二年九月十一日
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火の球に灼き殺されし百万の生きもの思ふ炎天の下
平成二十二年九月十七日
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しぼり出すごとき声してみんみんのひとつ鳴きゐて暮れ渡りゆく
平成二十二年九月二十日
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暮れ易きヨコハマの空欺きて照明塔は芝を照らせり
平成二十二年九月二十八日
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縺れあひつつ低く飛ぶ紋黄蝶台風去りて秋空高し
平成二十二年九月二十七日
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