水島寒月さん
のうた一覧
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ちごちごの碑に咲く翁草そを手植えしは誰やのひとか
平成二十二年五月六日
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心地よき揺れに揺れつつ駅弁の掛け紙をいま外したところ
平成二十二年五月九日
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懐しき匂いは落ち葉焚くならん雲垂れ籠めて秋暮れんとす
平成二十二年五月十一日
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別々の暖簾潜りて浸かる湯を休み処に評判をする
平成二十二年五月十二日
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大風の去りにし朝に真白なる富士の近さよ丸薬を飲む
平成二十二年五月十二日
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アカヒレをふたつ入れたる水槽は小さくありて苦情も聞かず
平成二十二年五月十三日
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うす蒼く明けゆく空の下にゐてもだもだし居り心疲れて
平成二十二年五月十四日
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うす暗き休み処に飲み終えしラムネの瓶のビー玉の音
平成二十二年五月十九日
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気を揉めど栓方のなき不甲斐なさよ覚束なけれ粥を炊くさえ
平成二十二年五月十九日
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人の世に酒なしにして樂しみの何かはあらむ掛け軸にあり
平成二十二年五月二十二日
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つゆの香に引き寄せられて小上がりに新そば手繰る初秋であり
平成二十二年五月二十四日
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ラーメンがただラーメンでありし日よ秘伝こだわり蘊蓄もなく
平成二十二年五月二十五日
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武骨なる枝にほつほつ咲く梅に春待つひとは華やぐならん
平成二十二年五月二十六日
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馬肉の脂は甘く残りたり地酒の銘は忘れしなれど
平成二十二年五月二十九日
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諦めに似た静やかな幸福のわが胸に満つ君と居りなば
平成二十二年五月三十日
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雲母のごと命の束や真鰯のうねりてはまたうねり返せり
平成二十二年五月三十日
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アイロンをかけいる君の傍らに我れ長ながと転がりて居り
平成二十二年六月一日
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昼の虫銀木犀の木の下に潜み鳴きけり牧水を読む
平成二十二年六月二日
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ただひとり緑に噎せて立つ庭は文学館の静寂のうち
平成二十二年六月二日
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冷ややかに光を返す移植ごて取りぬすずめを埋めんとして
平成二十二年六月三日
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