水島寒月さんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 珊瑚樹を出で入る尾長こえ高く鳴き交はしゐる夏の日盛り 平成二十二年七月二十一日 1 もっと見る
- 揺れながらたばこ音頭の流れきて夏はようやく黄昏となる 平成二十二年七月二十一日 2 もっと見る
- 傍らに転た寝をする君の居て閉づるまぶたのやさしきまろさ 平成二十二年七月二十日 4 もっと見る
- 打ち水のなされし庭は黒ぐろと火照りを鎮め夜に入らんとす 平成二十二年七月二十日 6 もっと見る
- 吾子を負い雨の夜道を行きたればひとを殺めし記憶の甦る 平成二十二年七月十九日 1 もっと見る
- 日の陰に鷺草の咲く儚きを眺めて送る日の頼りなさ 平成二十二年七月十八日 3 もっと見る
- 夏雲に触れしかの日の手ざわりの思い出されて梅雨明けとなる 平成二十二年七月十八日 4 もっと見る
- 言うべきか堪えるべきか迷いつつ宙ぶらりんの散会となる 平成二十二年七月十八日 0 もっと見る
- つばくらは何やら捲し立てゐしが糞など垂れて飛び去りにけり 平成二十二年七月十七日 1 もっと見る
- 匂ひなく効き目のあるを可としつつ蚊遣りの烟なつかしくもあり 平成二十二年七月十七日 3 もっと見る
- 白樺の林を抜けて湖へ続ける道はカーブに掛かる 平成二十二年七月十七日 1 もっと見る
- 仰ぎ見て晴れ渡るそら我が胸に映してひと日生きゆかんとす 平成二十二年七月十六日 5 もっと見る
- 線香の香は流れきて旧の盆苦瓜のはな咲きいるを見ゆ 平成二十二年七月十五日 5 もっと見る
- 珊瑚樹の天辺に来てぎいぎいと尾長は啼けり伸び上がりつつ 平成二十二年七月十五日 1 もっと見る
- さざ波の湖面に映ゆる尺玉を土手に座りて見上げいし夏 平成二十二年七月十四日 4 もっと見る
- 深き夜の底の底より落ち來る光のつぶを雨と呼ぶらむ 平成二十二年七月十二日 4 もっと見る
- 父母が若かりし日の馴れ初めを奇に知りたき誕生日かな 平成二十二年七月十二日 1 もっと見る
- あごの先に疎らに生ゆる不精ひげ白きもありて冬ともなれば 平成二十二年七月十二日 3 もっと見る
- いつしかに泰山木の咲きたるや日暮れて点るほの白きはな 平成二十二年七月十二日 4 もっと見る
- 看取られず逝きにしならん川原鶸泰山木の根方にひとり 平成二十二年七月十一日 3 もっと見る
