水島寒月さん
のうた一覧
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ようやくに朝の日差しの和らぐと妻は笑みつつ雨戸を開くる
平成二十二年九月十二日
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小さき薔薇の病葉つまむ指さきに硝子の粉のかすかな痛み
平成二十二年九月二十五日
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杉の葉は朝日の秋に照り映えてすずめの來ればわづかに搖るる
平成二十二年九月十四日
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影ばかり残して失せし人ありと知りたればただかうべを垂るる
平成二十二年九月十七日
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歌会の始めに捧ぐ黙祷の静寂は深き長月半ば
平成二十二年九月二十三日
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その街を隈なく照らす月影のつくれる影に溶け込まむとす
平成二十二年九月二十三日
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紅葉の未だし山をあふぎたり秋桜揺るる野べをゆきつつ
平成二十二年九月二十三日
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五十ぢとていかほどのもの参道の杉の並木に見下ろされゐる
平成二十二年九月二十七日
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解体はあらかた済みてけふひと日大き重機の息潜めをり
平成二十二年九月二十八日
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たまさかに飲み過ぐす日のある事の止むを得ざればみづから許す
平成二十二年十月二日
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長雨に枝撓みゐるあを柿の重たげにして濡れ尽くしをり
平成二十二年十月二日
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暮れゆけば金木犀のひときはに濃く匂ひきて秋冷となる
平成二十二年十月五日
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風に乗りただ風に乗り流れゆくわた雲のごと我れも生くべし
平成二十二年十月六日
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あふぎ見てただあを空のあらばこそどうかこふかと我れは生くべし
平成二十二年十月十四日
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コツプ酒呷りて今宵缶詰のさば崩しをり立ち飮みの家
平成二十二年十月二十一日
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暗き路を傘に雨風しのぎつつ通夜に行かむと裾濡らしけり
平成二十二年十月二十八日
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細ほそと鳴きゐる朝のこほろぎを聞かむと我れは眼鏡を外す
平成二十二年十月十八日
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唐突に欠くる備前の徳利を惜しみて今日の暮れ方となる
平成二十二年十月十八日
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冴えざえと丹沢の峰秋に在りてその向こうより雲は湧きくる
平成二十二年十月十八日
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枕べにちひさき時計欲りし父に間に合はざりきちひさき時計
平成二十二年十月十九日
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