水島寒月さん
のうた一覧
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湿り気の残るさ庭の暗がりに鷺草咲くを眺めて居りぬ
平成二十二年八月二日
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湯上がりの休み処に大の字を描きて午後をしばし微睡む
平成二十二年八月四日
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湯の面に夏の光は動きゐてそそと撫でゆく笹竹の風
平成二十二年八月四日
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何ごとの起これるがごと声上げて初蝉聞くと妻は告げくる
平成二十二年八月五日
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苦瓜の葉裏に青き蛙いて午後の日陰を風に揺れ居り
平成二十二年八月八日
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蟷螂は苦瓜の葉に潜みゐて我れを見て居り身動ぎもせず
平成二十二年八月十二日
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コーナーに蹄の音は轟きて馬群とう名の生きものは飛ぶ
平成二十二年八月十三日
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台風の去りにし宵の明星は雲の切れ間に輝きを差す
平成二十二年八月十三日
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アスファルトに翅打ち振るふ法師蝉汝れは地上を生ききりにしか
平成二十二年八月十四日
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日の陰に鷺草咲ける儚きを眺めて送る日の頼りなさ
平成二十二年八月十七日
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すと飛んでつと止まりたる赤蜻蛉細かに翅を震はせながら
平成二十二年八月二十日
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ようやくと秋めく宵の鰻丼に粉山椒をたっぷりとふる
平成二十二年八月二十三日
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何やらのひとつ覚えか効率と遊びのありて人は生くべし
平成二十二年八月二十三日
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新緑がきれいですねと先生は呟き給ふ選歌を終へて
平成二十二年八月二十四日
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照りわたる青ひと色の夏空に名古屋の城の膨らみて見ゆ
平成二十二年八月二十五日
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苦瓜の葉枯れのごとき夏疲れ酸い梅干を酸いままに食む
平成二十二年八月二十九日
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うねりつつ陽に照り映ゆる群青のその連なりを海と呼ぶらむ
平成二十二年九月二日
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地を蹴りてほそき雀は飛び立ちぬ薄くちひさきその翼もて
平成二十二年九月四日
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木のもとに烟草を喫へばかなぶんの羽音は高く低く寄りくる
平成二十二年九月四日
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夕闇をはたはたと飛ぶ蝙蝠に捕へらるべき蟲のありなむ
平成二十二年九月四日
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