聴雨さん
のうた一覧
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薄暮れに君が我が名を呼ぶ声のかすかに匂ふ麦の秋かな
平成二十五年六月一日
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種々の名もなき草の生ふる道日ごとせまりて青き雨降る
平成二十五年六月一日
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散歩道、狭っ!
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雨の糸紡ぎ織られしたをやかなうす衣の如き歌を纏ひて
平成二十五年五月三十一日
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雨音しづか
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鈍いろの雨ひと色に降り頻る庭に紅さすたちあふひかな
平成二十五年五月三十日
12
雨に映える花
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あぢさゐの花のよひらは雨うけて悲喜交々の色を映すや
平成二十五年五月二十九日
7
昨日梅雨入りしたそうな
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つゆ草の結ぶ露ほどはかなげな取るに足らぬは我が恋心
平成二十五年五月二十八日
14
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あでやかな立待ち月にいざなはれ暗き山べに君し思ほゆ
平成二十五年五月二十七日
6
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胸えぐる言ひも解けば一点の我がゆく道の灯し火となる
平成二十五年五月二十七日
14
大切な教えなのでしょう。 われ...
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いざよひの月影さやか降る夜にわが心ねをあやに綴らむ
平成二十五年五月二十七日
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眼差しはいづくに向かふ遠つ君夕暮れの野にひとり佇む
平成二十五年五月二十六日
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今はただ和歌に憧れ真似をするとい...
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しろがねとくがねに色ふ忍冬夜の深みに香ぞまさりける
平成二十五年五月二十六日
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冬に忍ぶとしるさるる白と黄色の花...
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あさね髪とく甘やかな指先は今ひとたびの夢路いざなふ
平成二十五年五月二十六日
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薄暮れに来ぬ文待ちて佇めばわが衿あしに風は戯ゆる
平成二十五年五月二十六日
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すべらかに墨染の夜を渡りゆく真珠の月のしづくかなしも
平成二十五年五月二十六日
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君よりは遠つ淡海の浜に立つ白波ひけばやがて消えゆく
平成二十五年五月二十五日
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ひとり寝の傍らそぞろ寒き夜の訪ぬるものは月ばかりなり
平成二十五年五月二十五日
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とろとろと溶けゆく月のぬくもりで埋め尽くそうか夏の空白
平成二十五年五月二十三日
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月まとふ雲ながらへて行きまどふ君がみ胸ぞあやに恋しき
平成二十五年五月二十三日
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小夜ふけて闇の底なる時つ鳥忍び音ひとつふたつ零るる
平成二十五年五月二十三日
9
啼いてます。
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螢なすほのかに浮かぶ君が影涙かたへに忍びたづぬる
平成二十五年五月二十三日
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