聴雨さん
のうた一覧
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消えかかる灯そっと胸に抱くこの冬枯れのターミナルにて
平成二十二年十二月十五日
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歌をのこそう...
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青柳は桜の引き立て役じゃない柳はやなぎ桜はさくら
平成二十三年四月六日
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と利用者さんが。
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ふたたびの風訪ひくれば花惜しみ掌に受く春の形見に
平成二十三年四月十六日
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栞にしようか...
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ひとひらの花いづくより流れきし光に消ゆる春のゆくすゑ
平成二十三年四月十六日
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葉桜の頃となりましたね
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こぬか雨去りゆく春の涙とも遥けき冬の未練とも見ゆる
平成二十三年四月二十三日
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冷たい雨...
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しづか夜の春の湊に残された歌になれないことば漂ふ
平成二十三年五月五日
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さよなら、春...
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ワタクシがこの世に生まれてきた理由は桜の花を愛でるためだと
平成二十三年五月十三日
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診断メーカーはいうけれど・・・き...
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君訪ねふたたび巡る月みればこころにちさき卯波立ちぬる
平成二十三年五月二十日
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さわ・・さわ・・・
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寝ねがてに枕べに置くひとり言雲に隠れし月を寄る辺に
平成二十三年五月二十二日
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消え残る夢ひとひらを火にくべて一夜一夜の思ひ鎮むる
平成二十三年五月二十四日
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雨の朝とけ入りさうな空のいろ海のいろとのあはひの心
平成二十三年五月二十九日
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指先にふたたび触るるものはなく星ひと粒を涙に変えて
平成二十三年七月四日
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懐かしき約束といふ二文字をひも解き見えぬ星に結ばむ
平成二十三年七月十日
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雨風にさゆらぎてなほ華やげり青き夏夜に溶くる淡紅色
平成二十三年七月十九日
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大暑とは名ばかり花と見紛へる蝶のみをびく風は涼やか
平成二十三年七月二十三日
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現に涼しき朝10時
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遠つ沖野分は夏を連れ去りて五感に涼をしたため消ゆる
平成二十三年七月二十三日
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秋あさしはや末枯れの桜葉に斜陽わびしき別れのことば
平成二十三年八月十四日
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また来年...
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凪むかへ夕風やがてふつと絶ゆ届かぬ文を待ちたる心地
平成二十三年八月七日
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まゆ月の流るる空に月をみて花ちる木末に花みるここち
平成二十三年九月二日
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君とゐて雨音さへも愛ほしく月なき空もかがよふゆふべ
平成二十三年十月十六日
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