やねうらねこさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 名工の手による家の梁、柱 野太き骨は狂ひなく咬む 平成二十二年八月三日 4 もっと見る
- ビー玉がふたつかちんと当たるとき何かがはじけ過去へ飛び去る 平成二十二年八月二日 6 もっと見る
- 合歓の花あかるむまひる枝の先に茫洋として陽が揺れてをり 平成二十二年八月二日 13 もっと見る
- 南へと発つときを待つ子つばめのほとりに浮かぶまひるまの月 平成二十二年八月一日 7 もっと見る
- 参道のささゆりかうべ垂れてをり夢見るやうに雨のひと日を 平成二十二年七月三十日 9 もっと見る
- 夏雲を持ち上げてゐる風たちが笹の葉なぶり遊びてをりぬ 平成二十二年七月二十九日 5 もっと見る
- 鰆焼く夕餉の煙ゆふぐれに光のスープかき混ぜてゐる 平成二十二年七月二十八日 6 もっと見る
- 信号は赤なのに背をおすやうにそこのけ其処をクラクション鳴る 平成二十二年七月二十七日 1 もっと見る
- セブ牛は背にこぶ肉を包み持ちバオバブの影ふみしめ帰る 平成二十二年七月二十七日 6 もっと見る
- 先生の鞄の底の暗がりにアマラ・カマラが寄り添ひ潜む 平成二十二年七月二十七日 8 もっと見る
- マスードも、伊藤和也も消えて火は菜の花の咲く大地を焼いた 平成二十二年七月二十五日 3 もっと見る
- 幾年を碍子は揺るがぬ島として過ぎゆく風に夜毎鳴きをり 平成二十二年七月二十五日 4 もっと見る
- 門の灯は消えたけれども突き放すこともできずにその肩を抱く 平成二十二年七月二十四日 6 もっと見る
- ひるがへる燕のターン子らの声響き光のなかへと昇る 平成二十二年七月二十三日 5 もっと見る
- 補陀落へ舟で旅だつ僧の背を青岸渡寺は押すやうに在り 平成二十二年七月二十三日 3 もっと見る
- 青い目の人形はとほき祖国見む戦禍のなかを生きのびたいま 平成二十二年七月二十二日 8 もっと見る
- ひとすじの光が地下を照らすとき星辰を知る木乃伊の眼窩 平成二十二年七月二十一日 7 もっと見る
- ローバーの脚きしみつつ越えてゆく赤砂地の縁なみうつ地平 平成二十二年七月二十日 6 もっと見る
- きみとをれば笑ひころげて啄みてそれよりまへを忘れてしまふ 平成二十二年七月十九日 6 もっと見る
- そんなことは聞いてなかつた高速の入口閉鎖 ゆふやけこやけ 平成二十二年七月十七日 5 もっと見る
