やねうらねこさんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 目の前をくるんくるんとゆくメモは何とはなしに掴んでしまふ 平成二十二年八月二十八日 4 もっと見る
- ルームキー胸ポケットに差し入れぬ さやさやささやく声するロビー 平成二十二年八月二十四日 6 もっと見る
- ほの白きルームライトを消してのち海岸通りに降る月明かり 平成二十二年八月十六日 7 もっと見る
- 訥々とふやけた写真かたりだす「第二室戸台風に屋根をめくられ」 平成二十二年八月十六日 1 もっと見る
- 発芽した豆の双葉の立ち姿まつすぐ伸びて良い子ばかりだ 平成二十二年八月十四日 12 もっと見る
- 母系とふ川の流れを思ひをり河野裕子の逝きてこの朝 平成二十二年八月十四日 8 もっと見る
- 巨峰巨峰 幟はためくパイロット農園までの坂のぼりゆく 平成二十二年八月十四日 4 もっと見る
- 気づかねば知らないままに済んだこと椎の葉末が風にざわめく 平成二十二年八月十三日 6 もっと見る
- 島宇宙浮かぶ銀河の深淵を白鳥いまも羽ばたきてをり 平成二十二年八月十二日 7 もっと見る
- 水耕の枝のたわわなる完熟のトマトの赤にあなたは染まる 平成二十二年八月十二日 5 もっと見る
- こぼれゆくいのちの滴この一世蝉の抜け殻枝にしがみつく 平成二十二年八月十一日 5 もっと見る
- 前のめりに歩く足もと饒舌な銀杏の影がさわめきてをり 平成二十二年八月十日 10 もっと見る
- 谷あひの草を薙ぎつつゆく空にあふるるごとく蝉の声降る 平成二十二年八月十日 10 もっと見る
- そつけない返事ばかりを返してた水面に青い蝶を浮かべて 平成二十二年八月九日 5 もっと見る
- 過去からの電話のベルにぶれてゆく声は二重のらせんを描く 平成二十二年八月八日 14 もっと見る
- そんなことわかつていたさ星月夜氷のやうにガラス器が冷ゆ 平成二十二年八月七日 8 もっと見る
- 沈黙を崩せないまま青空のノイズを拾ふ携帯電話 平成二十二年八月六日 9 もっと見る
- 葉の陰に羽をやすめてゐた蝶のまだらの模様がひかりに浮かぶ 平成二十二年八月六日 3 もっと見る
- 猛暑の日スイカジュースを思ひ出すチャオプラヤ川下りゐし船の 平成二十二年八月五日 4 もっと見る
- ぎりぎりの線なのだらう振りむかず子は風に向き自転車をこぐ 平成二十二年八月三日 7 もっと見る
