やねうらねこさん
のうた一覧
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消防士のやうにホースを抱へ持ち幼は空へ水やりをせり
平成二十二年十二月三十一日
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燃え残る時間を煙となしゆきぬ煙突一本ふゆのま中に
平成二十三年一月一日
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影のない白きま昼に雪は降る山野に淡き春を眠らせ
平成二十三年二月二十六日
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太陽系第三惑星地球に立つ吾の目のまへを月昇りゆく
平成二十三年二月二十六日
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風の間に音符のやうな雀らがさんさんごごに跳ぬる陽だまり
平成二十二年三月二十五日
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変はるもの変はらざるもの故郷の赤いポストに吹く春のかぜ
平成二十二年三月二十七日
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言ひ訳は無用と切つて捨てられてああとぼとぼと歩く細道
平成二十二年四月三日
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肌と肌あはする夜の群青の時間の深みにこの身をひたす
平成二十二年六月十五日
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青い目の人形はとほき祖国見む戦禍のなかを生きのびたいま
平成二十二年七月二十二日
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先生の鞄の底の暗がりにアマラ・カマラが寄り添ひ潜む
平成二十二年七月二十七日
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そんなことわかつていたさ星月夜氷のやうにガラス器が冷ゆ
平成二十二年八月七日
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母系とふ川の流れを思ひをり河野裕子の逝きてこの朝
平成二十二年八月十四日
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無意識にカメラ目線になるひとの視線はずしてシャッターを押す
平成二十二年九月十八日
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松明の爆ぜる闇夜へ溶けだして虫の音もろとも漂ひをらむ
平成二十二年九月十三日
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捧げもつシャンパングラスの明るさに降る天からの乾杯の声
平成二十二年九月十八日
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足もとにガラス越しなるうづ潮のあまた小さくまはる淋しさ
平成二十二年九月二十六日
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嘘じやないけれど言へないきみの手のカップを月のひかりが満たす
平成二十二年十月二日
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もぎとつた青い果実の陰影に渦巻く風を描き足してみる
平成二十二年十月十二日
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寝室の扉ばたんと音を立て風がどこかへ吹き抜けていつた
平成二十二年十二月二十一日
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さざ波の街は水面を吹かれゆく二色の浜の運河冬ざれ
平成二十三年一月七日
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