やねうらねこさん
のうた一覧
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いたづらな光を帯ぶるきみの目に幼のやうにわれは映ろふ
平成二十二年三月二十二日
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二人ゆく地下の通路に陽が射して天使の羽のはつかなる音
平成二十二年三月二十二日
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しなふやうに左へ右へカーブ切りゆく薄紅の桜街道
平成二十二年三月二十五日
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工事中の赤き点滅約二分前傾姿勢に秒読みはじむ
平成二十二年三月二十九日
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暗闇は真空地帯無意識の層にあるもの吸ひ出されくる
平成二十二年三月二十九日
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薄紅の記憶沈めし水底の文ゆらゆらと藻のやうに揺る
平成二十二年三月三十日
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薄れゆく霧と空との境界に浮かぶ積み木をとり損ねたり
平成二十二年三月三十日
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蛇行する桜街道われもまた記憶の海に難破しし船
平成二十二年三月三十一日
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はみだすな線を越えるな月からは見えてゐるはず地球の兎
平成二十二年四月一日
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春風にさらはれた恋あのときの風が葉擦れの音運び来る
平成二十二年四月四日
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葉隠れのめだか水面の裏に棲み空つつきつつつんつん泳ぐ
平成二十二年七月十三日
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人形をあやつる者が人形の背よりそのこゑ吹き込みゐたり
平成二十二年七月十六日
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補陀落へ舟で旅だつ僧の背を青岸渡寺は押すやうに在り
平成二十二年七月二十三日
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マスードも、伊藤和也も消えて火は菜の花の咲く大地を焼いた
平成二十二年七月二十五日
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葉の陰に羽をやすめてゐた蝶のまだらの模様がひかりに浮かぶ
平成二十二年八月六日
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あの山の風車の下で会つた日の風はどこかへ行つてしまつた
平成二十二年九月三日
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自販機のランプすべてが点灯し猛暑「あらぎの里」に風消ゆ
平成二十二年九月十二日
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自動券売機の群が記念碑のやうに列べり昼の駅舎に
平成二十二年十月六日
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こなごなに砕けた硝子 ダイブするあなたのからだ受け止められない
平成二十三年一月三日
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袋には入らぬサイズの硝子板 霜ふる朝に取り残されて
平成二十三年二月二十六日
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