やねうらねこさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- 勢ひで云つてしまつた言葉たちささめく小道を足早に過ぐ 平成二十二年七月十一日 7 もっと見る
- 不全とふ思ひのにぢむゆふぐれに不協和音の雨が響かふ 平成二十二年七月十日 6 もっと見る
- ＣＴの音のふるはす待合ひの乾くソファーに時間がたわむ 平成二十二年七月八日 4 もっと見る
- そつとしておいてほしいといふやうにいやいやしてゐるらふそくの影 平成二十二年七月六日 6 もっと見る
- 石をも砕くそんな気持ちが災ひし割れてしまつたちひさなおまへ 平成二十二年七月四日 7 もっと見る
- 頑なな気持ちが塩と化すまひる風なき空へ鳥が飛び立つ 平成二十二年七月三日 9 もっと見る
- 逃げ出した言ひ訳をする横顔は鏡のなかに置き去りにした 平成二十二年六月二十六日 12 もっと見る
- 特急は旅のゆりかご揺すられて子のやうにみな窓辺に眠る 平成二十二年四月四日 15 もっと見る
- 言ひ訳は無用と切つて捨てられてああとぼとぼと歩く細道 平成二十二年四月三日 8 もっと見る
- 新たなる旅のはじまりときめきはみどり滴る山のあなたに 平成二十二年四月二日 6 もっと見る
- 雨の夜に風の音満ちてこすれあふものの痛みを思ひ出したり 平成二十二年四月二日 7 もっと見る
- しつけ糸付いてゐること知らぬままけふ奔放にひと日過ごしぬ 平成二十二年四月一日 6 もっと見る
- はみだすな線を越えるな月からは見えてゐるはず地球の兎 平成二十二年四月一日 3 もっと見る
- 昨日まで何もなかつた暗緑の闇にからだを溶かされゆきぬ 平成二十二年三月三十日 5 もっと見る
- 薄れゆく霧と空との境界に浮かぶ積み木をとり損ねたり 平成二十二年三月三十日 3 もっと見る
- 暗闇は真空地帯無意識の層にあるもの吸ひ出されくる 平成二十二年三月二十九日 3 もっと見る
- 工事中の赤き点滅約二分前傾姿勢に秒読みはじむ 平成二十二年三月二十九日 3 もっと見る
- 窓にある夜はゆつくり落ちはじめさやうならとふ言葉がうかぶ 平成二十二年三月二十九日 7 もっと見る
- 見えてゐるものだけを見む蛇口よりほとばしる水手のひらに受く 平成二十二年三月二十八日 5 もっと見る
- 幸せをはこぶ葉揺らし草相撲すればハートに絡まるハート 平成二十二年三月二十七日 2 もっと見る
