やねうらねこさん
のうた一覧
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前のめりに歩く足もと饒舌な銀杏の影がさわめきてをり
平成二十二年八月十日
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過去からの電話のベルにぶれてゆく声は二重のらせんを描く
平成二十二年八月八日
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猛暑の日スイカジュースを思ひ出すチャオプラヤ川下りゐし船の
平成二十二年八月五日
4
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ぎりぎりの線なのだらう振りむかず子は風に向き自転車をこぐ
平成二十二年八月三日
7
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ビー玉がふたつかちんと当たるとき何かがはじけ過去へ飛び去る
平成二十二年八月二日
6
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鰆焼く夕餉の煙ゆふぐれに光のスープかき混ぜてゐる
平成二十二年七月二十八日
6
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信号は赤なのに背をおすやうにそこのけ其処をクラクション鳴る
平成二十二年七月二十七日
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セブ牛は背にこぶ肉を包み持ちバオバブの影ふみしめ帰る
平成二十二年七月二十七日
6
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先生の鞄の底の暗がりにアマラ・カマラが寄り添ひ潜む
平成二十二年七月二十七日
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マスードも、伊藤和也も消えて火は菜の花の咲く大地を焼いた
平成二十二年七月二十五日
3
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幾年を碍子は揺るがぬ島として過ぎゆく風に夜毎鳴きをり
平成二十二年七月二十五日
4
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補陀落へ舟で旅だつ僧の背を青岸渡寺は押すやうに在り
平成二十二年七月二十三日
3
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青い目の人形はとほき祖国見む戦禍のなかを生きのびたいま
平成二十二年七月二十二日
8
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ひとすじの光が地下を照らすとき星辰を知る木乃伊の眼窩
平成二十二年七月二十一日
7
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ローバーの脚きしみつつ越えてゆく赤砂地の縁なみうつ地平
平成二十二年七月二十日
6
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そんなことは聞いてなかつた高速の入口閉鎖 ゆふやけこやけ
平成二十二年七月十七日
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人形が口きかぬとはほんたうか満月の夜は口をきくかも
平成二十二年七月十七日
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人形をあやつる者が人形の背よりそのこゑ吹き込みゐたり
平成二十二年七月十六日
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匂ひたつ魂の灯をともしつつ百年そこに博多人形
平成二十二年七月十六日
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博多節「帰りや人形と二人連れ」時引き寄せて歌ふにんぎよう
平成二十二年七月十三日
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