やねうらねこさん
のうた一覧
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忘年会終へて雪の夜ストーブの前にごろりと冬眠の熊
平成二十三年一月一日
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無防備に鋭角に折れきしみをりさめた紅茶のやうなしまひ湯
平成二十二年十二月三十一日
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思ひ出を遺跡のやうに積み上げてみな捨つるなり大晦日の夜
平成二十二年十二月三十一日
6
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寝室の扉ばたんと音を立て風がどこかへ吹き抜けていつた
平成二十二年十二月二十一日
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ふところの深さをはかる 鉄塔の根もとに風の吹き荒るる夜
平成二十二年十一月五日
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飲み込まれさうに大口開けてゐる採掘坑跡くろぐろとあり
平成二十二年十一月三日
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もう一度帽子を深く被りその雨の畑へ豆採りに出ぬ
平成二十二年十一月三日
6
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もぎとつた青い果実の陰影に渦巻く風を描き足してみる
平成二十二年十月十二日
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ほんたうはさうなのだらう濡れそぼつ草の穂ちぎつて捨ててしまへり
平成二十二年十月八日
6
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もう消ゆる日はまぢかなりアナログのテレビ画面をノイズが満たす
平成二十二年十月七日
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華やげるみどりの窓口かるがるとキー叩く女子駅員をりて
平成二十二年十月六日
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自動券売機の群が記念碑のやうに列べり昼の駅舎に
平成二十二年十月六日
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確実に終点は来る車窓からふはふはことばのしやぼん玉吹く
平成二十二年十月四日
6
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嘘じやないけれど言へないきみの手のカップを月のひかりが満たす
平成二十二年十月二日
8
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鉄棒のよこに昭和を乗せたまま箱形スカイラインが停まる
平成二十二年十月二日
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足もとにガラス越しなるうづ潮のあまた小さくまはる淋しさ
平成二十二年九月二十六日
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陽に透けてひかる葉ばかり撮してた澱む時間に溺れゐしとき
平成二十二年九月二十三日
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何もかも呑み込むやうな夕焼けの海へ沈めむ駆け抜けし日々
平成二十二年九月十八日
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緊張の糸がぷつんと切れたあと不協和音を鳴らし吹く風
平成二十二年九月十八日
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捧げもつシャンパングラスの明るさに降る天からの乾杯の声
平成二十二年九月十八日
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