たちかわさんのうた一覧 (カテゴリー：その他 並び替え：新着順)
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- ためいきに混じるさみしさ透けて見えおもわず隠す両手の汚れ 平成二十二年十一月二十一日 10 もっと見る
- 自由とはこんなに寂しい夕焼けのなかを一人で帰ることです 平成二十二年十一月六日 20 すっかり日が短くなってきて、ゆう... もっと見る
- ため息を吹いたら物理法則にそってつやめく歩道のみどり 平成二十二年十月三十日 6 息が白いです。さむいです。すごく... もっと見る
- きみの知ることなきわたしがいるようにブーツのなかでこすれる踵 平成二十二年十月二十四日 5 寒くなってきたし、そろそろロング... もっと見る
- 影が濃くなるごときみも濃くなっていま無限なの かなしさを断つ 平成二十二年九月五日 6 あたりまえなんですが、影の部分が... もっと見る
- 傷口がたがいに癒着していると気付いて向かう海は小暗い 平成二十二年九月五日 13 もっと見る
- シクラメン鉢の手触りしたたかなわたしを強いる玄関のドア 平成二十二年九月四日 10 もっと見る
- 口つけたからには１・５リットルひとりで飲み干す十月の海 平成二十二年八月二十二日 10 「.(ピリオド)」って、入力でき... もっと見る
- 乾かないボンドに焦れてたしかめるからいつまでもなおらないひび 平成二十二年五月二十八日 6 もっと見る
- 満員の電車の中で気付くのだ何も掴まず立ってることを 平成二十二年三月十六日 6 もっと見る
- 他力ではダメだ静かに裾上のボンドが乾くのを待つ夜明け 平成二十二年三月十一日 1 布用接着剤「布ッチ」が便利で愛用... もっと見る
- ささくれを剥がせば脱皮できるのに痛みは進化の邪魔をしている 平成二十二年三月十日 2 もっと見る
- それぞれがただしい場所に こころにはうつくしい空なんてないんだ 平成二十二年三月九日 8 もっと見る
- 爪を切る音ひびかせる玄関のあがりかまちに散らす遺伝子 平成二十二年三月九日 4 もっと見る
- 幻覚じゃなければ今日降る霧雨のすべての針先受ける決心 平成二十二年三月六日 3 もっと見る
- 憂鬱はグレープフルーツ歯のついてないスプーンでは掬えないかな 平成二十二年三月二日 2 もっと見る
- たいていのカミソリにつく安全という名の冠詞よけて前進 平成二十二年二月二十八日 6 もっと見る
- 焦がさないよう炒めてるこんにゃくがしなやかだからきずついてない 平成二十二年二月二十七日 3 もっと見る
- なんかいもリピートさせる口笛はおわりのメロデイ知らないからだ 平成二十二年二月二十七日 3 もっと見る
- ねがいごとなんてかけない青竹が価値を失くしていてもまっすぐ 平成二十二年二月二十六日 5 もっと見る
