芳立さん
のうた一覧
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わが影をいづれの水にうつし世は選びまどへど海に還らむ
平成二十七年十一月二十九日
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たまのをの乱れ心はかねてよりみちびく道をとぶらひぞゆく
平成二十七年十一月二十八日
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求不得の不老長寿は神よりも人に都合が悪かつたのか
平成二十七年十一月二十七日
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春夏の色はおぼえぬ枯れすすき時ふるままに雪の花さく
平成二十七年十一月二十五日
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ひかりあり枯れゆく草にたまのをのいのちと宿るあかつきの露
平成二十七年十一月二十一日
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天かける冬の星らも地につむ芥のわれもことわりのまま
平成二十七年十一月二十一日
10
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あらそひはうき世のつねとおぼえつつ人の願ひの絶ゆるものかは
平成二十七年十一月二十日
10
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あすやいかにふりゆく色をなほ染めてけやきもみぢの夕しぐれかな
平成二十七年十一月十八日
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しやらしやらと銀杏おち葉をふみしめてゆく足音もこがね色かな
平成二十七年十一月十八日
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ひとむらの雪やふれるとまどはせて杜にしのぶる冬桜かな
平成二十七年十一月十二日
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見えもせぬ影はのこりてひと日ごとうつろふ街に冬のうた聞く
平成二十七年十一月十一日
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冬立つと蛙はこもるしたくして土あたたかき稲株のもと
平成二十七年十一月九日
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もろ袖のかへでもみぢもあき果ててかるるばかりに時雨ふるとは
平成二十七年十一月八日
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もろ人の舌に適はぬしぶ柿のしぶきがままの実りなりけり
平成二十七年十一月八日
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しなざかる越の海風やや冴えて御名をよぶ声あつく聞くらむ
平成二十七年十一月七日
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聞き知るとゐれば御法にきくの花咲きもせぬ身としら露のころ
平成二十七年十一月三日
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冬ちかき御寺の軒をうつ雨の音をきけばぞこころせはしき
平成二十七年十一月二日
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秋の日は色をおぼえぬこころさへ黄にくれなゐに染められぞする
平成二十七年十月三十一日
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よろづ葉や四方を染めつつ枯れかけてなほ色ふかき暮れの秋雨
平成二十七年十月二十九日
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かれゆくとうらみばかりの風たえてこよひ紅葉も露のおくらむ
平成二十七年十月二十五日
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