芳立さん
のうた一覧
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うき世とてなに嘆くらむはるがすみ活計に暮れて家路ゆくかな
平成二十八年三月一日
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さかづきの隠るる夜は梅の香に酔ひつつ浅き夢もこそみめ
平成二十八年三月一日
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風もどる堤のなみ樹つぼみせで待たれぬ色にさざなみの立つ
平成二十八年二月二十九日
11
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埋め立てて海にパンダの白黒のさかひも知らぬ国とこそ知れ
平成二十八年二月二十五日
6
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うぐひすの来鳴かぬままに暮れゆきて月は春べの色に出でつつ
平成二十八年二月二十三日
10
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ひとり来て雪消の径のまつの葉のかれずとばかり答へませ君
平成二十八年二月二十三日
9
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あらたしき紅さすひとに色も香もかさねてにほふ梅の下風
平成二十八年二月二十一日
9
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寝ねもせずおき火はげしき宿りかな音さへ寒き雨の夜ふけは
平成二十八年二月二十日
9
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けふならでいくたびや見む梅の花めぐる春にはかぎりなくとも
平成二十八年二月二十日
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うぐひすの声ぞともしき春されば谷を渡ると忍びだにせず
平成二十八年二月十八日
8
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雪とけて七瀬に音もたつ川の底に忍ぶるこひぢなるかな
平成二十八年二月十七日
11
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霜のふる百夜をたへて春来ぬと思へば惜しき星もありけり
平成二十八年二月十六日
8
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うつろひの世に人の身を成し遂げて死ぬるに花の咲かぬものかは
平成二十八年二月十五日
12
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身に重き上着は捨てねああ春の疾風もわれもただ狂ふころ
平成二十八年二月十四日
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恋人の目覚めのころのしるしなき街にも春はきぬの雨ふる
平成二十八年二月十四日
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青破風の町をかけゆく少女子の髪紅きかな雪どけのころ
平成二十八年二月十二日
9
Green Gables を強引...
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ちはやぶる神代はいまにおぼえねど祖は国邑たてたまひけり
平成二十八年二月十一日
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「倭人、帯方東南大海の中に在り、...
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春立ちてまだ霞せぬ東路になにを焼くらむ煙たなびく
平成二十八年二月十一日
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ひとく鳥来鳴きはせぬを難波津に漢より寄する人の八重波
平成二十八年二月八日
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ながらへて憂き身ひとりの夜にふればみぞれまじりの梅の香ぞする
平成二十八年二月七日
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