芳立さん
のうた一覧
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制服はちよつと小さくなつたけどその手で受けよ卒業証書
平成二十八年三月三十日
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たのむれば梅の立ち枝にかかりたる月のひかりのあたたかきかな
平成二十八年三月二十九日
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残業のあとには風がつめたくておぼろ月夜がもつたいないね
平成二十八年三月二十八日
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桜樹につどふ人らは待ちかねてつぼみばかりを花とみるらむ
平成二十八年三月二十七日
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死なむ身をわすれ伸びゆく街のうへにその如月の望月をおく
平成二十八年三月二十四日
8
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世を知らぬよもぎの宿にをちこちの花のたよりを鳥の音ときく
平成二十八年三月二十二日
6
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とぶとりのあすかあらむとしら鷺も枝にはとまりて花を待つめり
平成二十八年三月二十一日
7
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春分けてあまねき光かうぶればさてこそ昏きおのれなりけれ
平成二十八年三月二十日
3
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朽つるよりメナムの舟の旅をゆけ春雨あらふ君のしかばね
平成二十八年三月十九日
3
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風泣きし路はあかりてこの春もまがはぬものと今ぞおぼゆる
平成二十八年三月十七日
3
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をとめらの過ぎゆくかげもさざめきも霞みてしのぶ遠き春の日
平成二十八年三月十七日
12
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末の世はくらしながらもうつりゆく色あればこそみる光あれ
平成二十八年三月十三日
7
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なほ寒き風のもどれる川岸にひと筆ひくや菜の花のいろ
平成二十八年三月十三日
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五とせを経てもいくたり叫ぶらむ雪ふりやまぬみちのくの海
平成二十八年三月十一日
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恋をしてみませんかとか言ひさうなひともゐないがむべ春は来ぬ
平成二十八年三月八日
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荒れつちや風のいく日をしのびきて夜半にわたれる春雨のおと
平成二十八年三月七日
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人のみや時は止まると思ふらむこぞもことしも草萌ゆるころ
平成二十八年三月五日
9
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面かげとみるべきひともおぼえねどなどて恋しきおぼろ月夜は
平成二十八年三月五日
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早咲きの桜ひとむらはじめての紅をさしたる君のおごりに
平成二十八年三月三日
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春をみず朽ちし老い樹の刈りばねにはやさみどりの萌えいづるかも
平成二十八年三月二日
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