芳立さん
のうた一覧
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人たるは娶りて子をもなすべしとみだりに責むる鬼ぞ絶えざる
平成二十二年八月三日
14
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小夜ふけてかがりの炭もさめぬれば閨の思ひぞうつつなるべき
平成二十二年八月三日
15
「冷め」に「覚め」を掛け。 こ...
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たまほこの里にきりたつ雲のみね見ねば思ひのなほたたなづく
平成二十二年八月二日
8
「雲のみね」まで序詞。 結句が...
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そそぐ日の思ひを君の手のやうにうまく言ひたいただありがたう
平成二十二年八月二日
9
ほとんど条件反射的に、いきものが...
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ひとり寝の夜のなつごろもうすらかの影にぞふかきくれなゐの月
平成二十二年八月二日
11
「夏衣」【枕】「薄し」等。
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蝉しぐれ細目によけた日ざかりのまつすぐすぎる君のまなざし
平成二十二年八月二日
15
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独り身の男に訊いちやいけないよフーゾクに行つたことはあるかと
平成二十二年八月一日
8
「ある」と答えれば白い目で見られ...
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反戦をうたへば神か九段なる社も霊もおとしむるひと
平成二十二年八月一日
14
私はあの神社に特別な思い入れなど...
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ながき尾に雲のかよひ路はらはなむ乙女まつ夜にあかきやまどり
平成二十二年八月一日
12
光源氏様から頂いた「わが宿は」に...
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あたらしい恋を写してまだ君の影が消えない重ね撮りの画
平成二十二年八月一日
14
こういうところは男のほうがダメダ...
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蝉の音も御旨のままに流らへりあかねさす日の流通たたふる
平成二十二年七月三十一日
9
「湛ふる」に「称ふる」を掛け。
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宵すずみ七いろ八重に九重にたれをとへとや花火さくらむ
平成二十二年七月三十一日
16
「訪へ」に「十重」を掛け。
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準急を十分まてる猛暑日よ車輪ひとつもつくり得ぬわれ
平成二十二年七月三十一日
6
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むらさめの残りの露にかへりふる蝉の時雨のこぬかなるなり
平成二十二年七月三十一日
19
ぶり返した猛暑ほどに、蝉の声は戻...
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百千さく花火を遠みわが宿に祭りをたまへ夜半の歳星
平成二十二年七月三十一日
16
「歳星」=木星。 私が勝手に火...
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夏のゆめ闇にかなはぬともしびのなほあたりたき宝くじかも
平成二十二年七月三十日
12
「当たりたき」に「辺り焚き」を掛...
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おとにきく千さと世にふる二十年にまだ打てば得ぬ腹鼓かな
平成二十二年七月三十日
11
森高千里唄「私がオバさんになって...
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とりがなくあづまの城はほととぎす聞かむとまつに月のゐるかな
平成二十二年七月三十日
9
「待つ」に「松」を掛け。 「な...
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さだまれば憂へをなみのわたのはら月わたるとて船出せくまじ
平成二十二年七月三十日
11
光源氏様から頂いた「此の岸に」に...
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生きたれば二つ三つとて八十とて無量寿の端数なりけり
平成二十二年七月二十九日
11
のぞみまどか様に贈った歌。 代...
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