芳立さん
のうた一覧
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もろびとの道はみだれて一台にひとりかふたり王子か王女
平成二十四年四月二十九日
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うるほひが足りないだけの季節にはシュガーフリーの恋にしておく
平成二十四年四月二十八日
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足かせも絆も断つてただびとにくだる罰なら織り込み済みだ
平成二十四年四月二十六日
5
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けやき葉のまた茂るたび俺ばかり歳を食つたぜ尾崎のばかめ
平成二十四年四月二十五日
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同時代的には全然好きではなかった...
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ヘリ二機の羽音が去つて軒先に帰るふたつのつばくろの声
平成二十四年四月二十五日
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ふるほどにこめておとなき雨の夜にうるほひ初むる菜の花の宿
平成二十四年四月二十四日
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占ひになにを聞いたかはな歌のカワゴエーゼはかすりの小袖
平成二十四年四月二十三日
7
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もてあます有機のわれはにはたづみながれるヘッドライトの川辺
平成二十四年四月二十三日
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あかねさす昼から君のくちびると耳を思へるほどに真面目だ
平成二十四年四月二十日
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こまつるぎわれに届いた幾百の年の旅路のはての輝き
平成二十四年四月十九日
8
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いさなとり海にむかつて叫んだらこだまもないし風がつめたい
平成二十四年四月十八日
5
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粧ひはルーチンのままノリのいい歌に浸つてただ踊るだけ
平成二十四年四月十八日
7
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わが庭は都の西北さかり場の少女を早稲と人はいふとか
平成二十四年四月十八日
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本歌、喜撰「わが庵は都のたつみし...
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ひさかたの雨にもあせぬ菜の花のかげぞうつれる川のささなみ
平成二十四年四月十七日
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停電の闇をのがれて対岸のネット喫茶で夕食をとる
平成二十四年四月十六日
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昨春、計画停電の時間帯はなるべく...
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きぞの雨あつめて光る川づらはひとに知られぬわが涙かな
平成二十四年四月十五日
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をとめらが夢のころもを脱ぎすてて女ざかりに艶ふ葉ざくら
平成二十四年四月十五日
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燎原の思ひに朽ちたメガホンは叫びやまない泣いてゐないと
平成二十四年四月十四日
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いつの世に届くだらうかうちひらく手からこぼれた音のつぶたち
平成二十四年四月十四日
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萌えゆけば思ひだすのかじやじや馬の君がうたつた夏の終はりを
平成二十四年四月十四日
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