芳立さん
のうた一覧
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たばかりの春にも飽きて女ぎつねの嫁入りするか六月の空
平成二十四年六月一日
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あらたしき濃みどりふたつ双葉より大きになりぬあすのひまはり
平成二十四年六月一日
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ひるがへる旗は十色をうつりきて呼倫貝爾に馬を駆りゆく
平成二十四年六月一日
8
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スエットを勝手にはいて殿中でござるになつた姫の乱心
平成二十四年五月三十一日
9
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たちながらかへるものからからころも袖の香をだになどかとどめぬ
平成二十四年五月二十八日
9
本歌、清慎公「うばたまの夜の衣を...
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とりがなく東の空にうつしよも夢とまがへる虹の橋かな
平成二十四年五月二十八日
10
ツイッターのTLが東京の虹の写真...
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夕焼けの傷は癒えたし涙腺がよわくなつたし花を植ゑるか
平成二十四年五月二十八日
8
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ぼくたちを隔てる肉が消えるまで宇宙はいくつ死ぬのだらうか
平成二十四年五月二十七日
7
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川べりで出くはす君の靴紐がほどける夏でありますやうに
平成二十四年五月二十七日
13
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寝心地の悪い枕はことさへく異国かぶれの腐女子エッセイ
平成二十四年五月二十四日
7
『うたつかい』第9号(6月号)投...
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ちはやぶる神代もきかず隅田川かがみに空の樹をうつすとは
平成二十四年五月二十三日
13
本歌、在原業平「ちはやぶる神代も...
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冬は夏十一月の太陽に月が重なりおほすとらりあ
平成二十四年五月二十二日
7
日食グラスが手に入らなくて金環日...
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世に立たぬなにかは恥ぢむ花も実も成さず朽つるを尽くすひと草
平成二十四年五月二十二日
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晩餐のあとにも謎は解けぬままだれか一人が彼を裏切る
平成二十四年五月二十二日
12
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熱がある息苦しいし今君の顔が見えるしきつと風邪だな
平成二十四年五月十八日
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たそがれの魔女の技だねわが袖をつかんだ指の力ぐあひは
平成二十四年五月十七日
14
ツイッターより改詠。
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水晶の涙を君に密輸した武器商人が逮捕されたよ
平成二十四年五月十六日
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ほほ笑んだ君の呪ひに言はされるショートカットも似合ふねなんて
平成二十四年五月十四日
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折々に迷ひ悩めばどの道も上りばかりの渋谷vanity
平成二十四年五月十四日
7
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隠り沼の下世話は餌に味つけてつぎつぎ釣れる婚活ビジネス
平成二十四年五月十三日
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「隠り沼の」は「下」(した)にか...
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