芳立さん
のうた一覧
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あらたまの年のはじめに願ひにしやすらかの世のなくて暮れゆく
平成二十二年十二月三日
6
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百人のまよへる夜にももたらず八十にも満たぬ国のさむしろ
平成二十二年十二月三日
7
「社会状況のせいにするな、自分で...
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けふもまた欲求不満の人妻が世に満つといふ三十のスパム
平成二十二年十二月二日
6
誰も読まないだろうし、読んでも真...
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つね日ごろ双手の声はなれしれど松の隻手も風に鳴るなり
平成二十二年十一月三十日
6
有名すぎてバレバレの公案は、公案...
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年々にきくの心はさきちりてみのりもよほす鐘の声かな
平成二十二年十一月二十八日
6
「菊」に「聞く」、「咲き」に「狭...
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道白し果てはみえねど応へよと西のひかりはわれを照らせり
平成二十二年十一月二十七日
8
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うつそみの眼には見ず世を尽くし化野に散る骨のひかりを
平成二十二年十一月二十七日
6
いわゆる無縁仏を「かわいそう」と...
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ままならぬ末はかけじとさだまらば花にもみぢに心まよはむ
平成二十二年十一月二十七日
12
本歌、藤原定家「花の春紅葉の秋と...
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ちはやぶる神も知るまじこころなき歌姫いまは法を説くらし
平成二十二年十一月二十六日
12
近ごろはVocaloidも読経す...
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しづが岳いましづけしとみねに生ふるまつは嵐の軍なりけり
平成二十二年十一月二十六日
6
冬は苦手です。
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おそるまじ歩みもまどふ世をうしのこころに犀の角ひとつもつ
平成二十二年十一月二十五日
8
「犀の角のようにただ独り歩め」(...
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さりながら彼の岸へ発つなごりとていまはに風はしづかならなむ
平成二十二年十一月二十四日
8
頭を北に向けて、右手で支えて、顔...
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見もしらぬ来む世ゆかしと急かずとも旅路のすゑのさかひなりけり
平成二十二年十一月二十四日
10
着かないことはないのです。
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浄土へとわたる船とは聞きながら海のはたてに陸ぞ見えざる
平成二十二年十一月十八日
9
“達成感”がない分、他力は精神的...
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みづからも疑ひありとよき人のおほせをたのみ御名称へゆく
平成二十二年十一月十八日
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唯円:「師匠。私、念仏を称えても...
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とぶらひのまことしあらばから琴の音な聞かせそほとけ嘆かる
平成二十二年十一月十七日
10
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足らめやも機械じかけの歌姫にこころあるべき声は聞くとも
平成二十二年十一月十六日
6
機械じかけの歌姫に私も一首詠じて...
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よまれねば硯もとぢぬただ庵にこもりてうたはふりもするかは
平成二十二年十一月十四日
10
詠めないときーっ! 自分がひらい...
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憂き世にも身は靖国の御社にまことなき手をふたつ打つかな
平成二十二年十一月十一日
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「靖国」に「安く」を掛ける。
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暮れぬれば火をあやしめと告る鐘のからに打つなり冬ぞ来にける
平成二十二年十一月十日
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拍子木でコンコンとかではなく、派...
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