芳立さん
のうた一覧
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かすみ立つけふは色目のかさねにも疎きひとさへ春と知るらむ
平成二十七年三月十七日
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夕霜のなほおく山にうづもれて春のしたくも得ぬ庵かな
平成二十七年三月十六日
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文明の敵とせられて鯨よりいのちの軽きアボリジニたち
平成二十七年三月十五日
6
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まがごとを怨みやまれぬわれを見て御仏ぞただ祈りたまへる
平成二十七年三月十一日
6
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ジュラルミンの腹を照らして東京はかぎりも知らず燃えさかりけり
平成二十七年三月十日
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萌えいづるみどりに雨はふりつづみ夢のはつ音もうつつとぞきく
平成二十七年三月九日
6
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風はまだしらせもせねど白梅の咲けばしたくをする鵠かな
平成二十七年三月九日
7
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一本の汽車は止まれり待つひとも降りたつもなき雛の浅春
平成二十七年三月七日
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かはいぶる母にも似つつちはやぶる神田沙也加ぞなほうつくしき
平成二十七年三月六日
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「第9回声優アワード」受賞者が決...
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この国に絶えて油のなかりせば枯れ枝野のみ集め焼かまし
平成二十七年三月四日
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放課後に春一番を吹かせたらあなたはどんな色をつけるの
平成二十七年三月三日
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郷の川なみ樹に色はみえねどもけふ槌音の立つ花見小屋
平成二十七年三月二日
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こちと呼べど名ばかり聞こゆ梅の花匂はぬ春と思ひもぞする
平成二十七年三月一日
7
寒いよぉ。
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もろともにひとはめぐりも来ぬものを梅の待たるる追分の宿
平成二十七年二月二十四日
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ことごとくかれにし喉にうた絶えてうるほす雨のぬるむころかな
平成二十七年二月二十三日
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三十年をかへりみやればあなたなる短き春はうつらざりけり
平成二十七年二月二十三日
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春疾風あすぞ吹かむと聞くからにこよひ鳴るなり言の葉ずれは
平成二十七年二月二十一日
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#短詩の風
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世はつねの春ならませば赤雪のふりつつとくるふたりならまし
平成二十七年二月二十日
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春はまだ名のみといへど入り日さす常磐木まつは匂ふとぞみる
平成二十七年二月二十日
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神々をおそれなかつた大宮の地下のホームに残るふたりは
平成二十七年二月十八日
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