芳立さん
のうた一覧
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身を焼けるひと日は暮れて立待の月のあかきになほ焦がれつつ
平成二十二年七月二十八日
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幾年をはやすぎの樹に空蝉のよをあかしてぞ堅くつかめる
平成二十二年七月二十八日
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「過ぎ」に「杉」、「夜」に「世」...
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雲をぬぎ月はいざよひたまぎぬのさゐさゐ風のよべば隠れぬ
平成二十二年七月二十七日
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十六夜エロティシズム。 「たま...
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夏にほふ名こそきこゆれ武蔵野のあかねもささぬむらさきの花
平成二十二年七月二十七日
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「むらさきにほふ武蔵」のはずなの...
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更けてなほ風さめられぬ夏の夜は雲の七瀬に月およぐらむ
平成二十二年七月二十六日
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身も涸るる日こそしげけれくさまくら夕にすずしき前追ひの風
平成二十二年七月二十五日
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夕方になってずいぶん涼しいです。
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絶えぬ音はきくぞかなしきたまのをのみじかき夜目を蝉はおぼえで
平成二十二年七月二十四日
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とほからぬ幼の耳になつくさのしげくや聞きし四十なる日を
平成二十二年七月二十二日
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「夏草の」【枕】「繁く」 歌意...
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幼児のこころに知らずあを草のまなこに沁むる夏あらむとは
平成二十二年七月十九日
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しきしまの大和の小田の白南風に秋の葉とほくおとづるるかな
平成二十二年七月十九日
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「おとづる」は「音がする」「訪れ...
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いまはもや梅雨明けにけりしろかねの鯨の雲のわたる武蔵野
平成二十二年七月十八日
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ひと枚も写さざりけり眼に耳にさはぐ真夏の九十九里浜
平成二十二年七月十八日
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本歌、俵万智「捨てるかも知れぬ写...
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ぬばたまの闇にともるや夏日星つねはゆゆしきこともおぼえず
平成二十二年七月十七日
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「夏日星」= 火星。 夜更けに...
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夜の田やなべてかはづの声みちて音なくかける遠きいなづま
平成二十二年七月十六日
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黒雲の白へ蒼へとさかひなき空を切り裂くつばくらめかな
平成二十二年七月十五日
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北は黒、上は白、南は蒼の、グラデ...
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ひさかたの空にそびゆる黒雲の巻ける陰にやラピュタ隠るる
平成二十二年七月十四日
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『ガリバー旅行記』ではなくて『天...
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わだつみの蒼にも燃ゆる茜にもなべて染まなむ果てぬ梅雨ぞら
平成二十二年七月十三日
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前線のきはに涼風さはぎつつ今きたるべき送り梅雨かな
平成二十二年七月十三日
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西の大雨がこれから東にもやって来...
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見ゆまじと蓮のかげにかくるとも仏は知れりかはづ一匹
平成二十二年七月十二日
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便乗して、絵画的に。
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ぬばたまの夜にひとつだに見ぬ星のあだし心はみな月ゆゑに
平成二十二年七月十二日
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光源氏様より頂いた「星の名も」に...
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