芳立さん
のうた一覧
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御声きく花にもならではつ霜のおきまどふ身と思ふ朝かな
平成二十八年十一月七日
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あぢきなく四十年あまりいそのかみふるぞ御法の縁なりける
平成二十八年十一月三日
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御名はかく尊かりけりこころなきわが口にさへに称へらるれば
平成二十八年十一月二日
7
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水に魚田には稲あり民草にほほ笑みありてその七十年
平成二十八年十月十四日
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泣き明かして少女はひとり十月の雨に色づく街のさくら葉
平成二十八年十月十日
13
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がきどものチャリはけやきの路をゆき花屋小町に霜のおくころ
平成二十八年十月五日
9
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山里の寝覚めの宿に風絶えてたれもいらへぬきりぎりす鳴く
平成二十八年十月三日
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われもまた秋と稔らむいそのかみふりにし年を雨と思へば
平成二十八年十月一日
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少年の旅にはあらず老いといふすがたを生くる身とぞなりゆく
平成二十八年九月二十九日
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あつかりし心も見えずほほ笑みと風のすずしき秋の袷は
平成二十八年九月二十七日
9
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いづこへと知れぬがままに募るかなただ帰りたき思ひばかりは
平成二十八年九月二十六日
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彼の岸の心かかりて称ふればいかでか白き道をわたらむ
平成二十八年九月二十二日
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くさぐさの恋あつかりし川べりも虫の声のみしげくなりゆく
平成二十八年九月二十二日
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暑き日にふけと乞ひにし秋風も肌にしみゆく夜ふけなるかな
平成二十八年九月二十一日
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照りやまぬ月夜なりけり仰ぎみるおのが心の雲かかるとも
平成二十八年九月十五日
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プリクラの笑顔は光あふれたり死体損壊容疑の女
平成二十八年九月十四日
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ジャケットから出したばかりのレコードの匂ひがするよ君と語れば
平成二十八年九月十三日
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秋の田は刈るべきころと見えながら雲のうへのみ涼しかるらむ
平成二十八年九月七日
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もう影も見えなくなるね八月の終はりの風は薄くやさしい
平成二十八年九月一日
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ぬばたまのポッキーひとつ挟み込みルージュはなんの味がしてゐる
平成二十八年八月二十四日
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