芳立さん
のうた一覧
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かこつべき月もみえねば寝なましを思ひ明かせとまつむしの鳴く
平成二十二年九月十八日
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ふみひとつ書き明かしたる朝焼けに透かせば夢の跡ぞながるる
平成二十二年九月十八日
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「男なら妻を娶つて一人前」あんたそんなに立派な人か?
平成二十二年九月十八日
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ほんと、そういう話はいい加減にし...
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くれなゐに染みゆくこころかへで葉の路ゆく君がかへり見たりし
平成二十二年九月十八日
10
以前にもやったことのある、結句で...
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しろたへの衣の胸のぬくもりに親知らぬ身の憂さも忘れぬ
平成二十二年九月十八日
10
ぶるー様の「痛ければ」から思い出...
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財政が厳しい折だ内閣の命名権もリースしちやへよ
平成二十二年九月十七日
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「京セラ内閣」とか「味の素内閣」...
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秋風に答へぬビルに弓月のうつるガラスは蒼く研がるる
平成二十二年九月十七日
5
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世のいろはあすとて知れずかの岸の照りもまされるあかね空かな
平成二十二年九月十七日
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「明日」に「褪す」を掛け。
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締め切りがけふと脅すな簡単に「結婚しよう」で喜ばぬなら
平成二十二年九月十七日
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すいません、歌会の締め切り日当日...
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百年のかげをつたふる学び舎にたえてきこえぬ赤とんぼ飛ぶ
平成二十二年九月十七日
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童謡「赤とんぼ」は、十五で嫁に行...
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暑からむけふとはきけど虫の音のすみたる朝に風は潤はず
平成二十二年九月十七日
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予報の気温だけを見ると暑そうなの...
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言つてゐる首相も意味がわからない戦略的な互恵関係
平成二十二年九月十六日
5
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よもすがらわたらむ野火も消ぬべきをおのが思ひになほ焼かれつつ
平成二十二年九月十六日
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まよふ身にまことの道の閉ぢぬよは果てぬ闇こそしるべなりけれ
平成二十二年九月十六日
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本歌、慈円「さとりゆくまことの道...
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秋の夜の雨は鋼のくちびるにしたたり光る羅刹女の笑み
平成二十二年九月十六日
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月いりぬすずむしの音にやすらふをそぼふる雨は君のささやき
平成二十二年九月十六日
7
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たかてらす日は銀に燃えたちぬ円かならざるけふの川瀬に
平成二十二年九月十五日
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四方の海みな漢なりとまがふ目になにかは国の境みゆべき
平成二十二年九月十五日
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本歌、明治天皇「よもの海みなはら...
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唐船も沖にさわげど菅の根のみだるる国は浪よするまま
平成二十二年九月十五日
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踏切の錆も朽ちつつ虫の音の絶えぬ夕べに揺るるコスモス
平成二十二年九月十五日
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