芳立さん
のうた一覧
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ことごとくかれにし喉にうた絶えてうるほす雨のぬるむころかな
平成二十七年二月二十三日
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春疾風あすぞ吹かむと聞くからにこよひ鳴るなり言の葉ずれは
平成二十七年二月二十一日
4
#短詩の風
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春はまだ名のみといへど入り日さす常磐木まつは匂ふとぞみる
平成二十七年二月二十日
6
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風をまつ梅のかをりになほ寒き里ゆく水もあまきころかな
平成二十七年二月十七日
7
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変はらずな梅の立ち枝につぼみしてたのむこころは神々の世に
平成二十七年二月十一日
5
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名ばかりとわれはおぼえてしらまゆみ春のたよりを見る人もあり
平成二十七年二月七日
6
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ふきやまぬ風には春とおぼえねど蕾はひとの声にききつつ
平成二十七年二月七日
6
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春立ちぬ色なき風のふる枝に絵筆をいかにいざふるふべき
平成二十七年二月四日
7
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春まつや闇に暮れたる姨捨になほも実れる柚子あかりかな
平成二十七年一月二十四日
7
本歌、菅原孝標女「月もいでで闇に...
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ぬばたまの闇にしひとり立ちたればわれをゆるさぬ北風のふく
平成二十七年一月二十二日
4
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励ましかさては咎めか寒風に洗はれまさる星のひかりは
平成二十七年一月十一日
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冬空はいまなほ青しつぎつぎと建てては壊すいとなみのうへ
平成二十七年一月七日
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ひさかたの星さえざえとかぞふればひと日ひと夜をおこたらぬ冬
平成二十六年十二月八日
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いつもより煌めき狂ふシリウスの意味を読み解くころは手おくれ
平成二十六年十二月一日
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こと葉なきうたはわたれり紅に黄に道をいろどる樹々にふく風
平成二十六年十一月十四日
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世の風に冬とも聞けりわれはまだ紅葉しかねてただ空をみる
平成二十六年十一月七日
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ぬばたまの鴉が庭の柿の実を食らふ武蔵の秋ふかきころ
平成二十六年十一月五日
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あだ花のうすくれなゐの散りにしを色濃かりけり桜もみぢ葉
平成二十六年十一月四日
7
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秋風もいまはやみ路にまつ虫の鳴かぬ嵐のさきのしづけさ
平成二十六年十月十三日
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きたれりとみれば去にけり九重の花もあやめの香ももみぢ葉も
平成二十六年十月四日
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