水上基さん
のうた一覧
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見開きは一月分の檻のなか軛を飾るとりどりの花
平成二十四年十一月二十六日
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春夏の間を率いる黄揚羽がまぼろしの水に融けて梅雨明け
平成二十三年七月七日
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早過ぎた夏に溶けゆく梔子の生娘の如きバイオレンスよ
平成二十三年七月七日
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うす昏き月蝕の朝、きみの名は呼ばずにいこう夢で在るため
平成二十三年六月十七日
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満月で綻ぶ夜空そのさきに忘れ続けた暁の夢降る
平成二十三年六月十六日
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朽ちてゆく沙羅のセピア、名も知らぬまま暴かれる無数の遺影
平成二十三年六月十六日
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あし頸は雑音の汐に攫われて櫻の残滓を飲み干す真昼
平成二十三年六月十日
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花ひらの波に溺れる王の居て薔薇園にひらく白き深淵
平成二十三年六月十日
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沼底のあるじとなれり いっしんに 澱む恋慕の青を喰らいて
平成二十三年六月十日
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抱き上げる子の体内を巡る水 もとは誰かの涙と汗と
平成二十三年三月十七日
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水は澄むほうへ流れる天の青よりやすらかな鎮魂をもて
平成二十三年三月十七日
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読経を奏でてホームへ滑り込む列車に浮かぶ天上の青
平成二十三年三月十七日
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西風に煽られるまま解けてゆけ夜を照らさぬ暗い熱源
平成二十二年二月十三日
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蜘蛛の糸になれ、春雨に濡れて落つ蝶をそのまま食みたし夕べ
平成二十二年二月十三日
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降り積もるほどに街路は清からず雪よ逃れて美しく在れ
平成二十二年二月十一日
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潮騒に似て聴覚を締め付けるひとりの部屋を温めるエアコン
平成二十二年二月十一日
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囀りの雪崩が溶かす曇天の向こう極楽絵図の紅色
平成二十二年二月十一日
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頭蓋なる虚空に咲ける蓮の花ななつで終らぬ罪を覆いて
平成二十二年二月八日
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群青に蔭る黙秘を暴くように冷たい指で植えられた種子
平成二十二年二月八日
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天に咲く薔薇一輪を寄す処にし夜の淵から今朝も逃れる
平成二十二年二月八日
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