藍鼠さん
のうた一覧
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風さえも月のひかりに染まるよう窓越しの夢のような良夜
平成二十三年九月十三日
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永遠が見えた気がした夜の底月の明りを夢にたとえて
平成二十三年九月十三日
9
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少女子が恋に恋してうっとりと与謝野晶子を口遊む宵
平成二十三年七月二十四日
6
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旅立ちを夢見てかばんのポケットに寺山修司をしのばせる朝
平成二十三年七月二十四日
9
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わたくしが死んでも死なぬことのはを探して生きて詠い続ける
平成二十三年六月二十二日
5
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「朝なんて来なければいい」「でも夜がそれほど好きってわけでもないよね」
平成二十三年六月十八日
4
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出来合いの笑顔の仮面がはじめての装備となりし人生ゲーム
平成二十三年六月十日
9
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汗ばんだ素肌を憎んであまりある長袖でゆく満員電車
平成二十三年六月十日
2
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うたうのは来なくてもいい永遠と明日のスープの中身について
平成二十三年六月十日
5
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もしもこの望みのままに息の根が止まるのならば今ぞその時
平成二十三年六月五日
1
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かんたんに足し引きできないあれこれを指で数えて歌とする日々
平成二十三年六月四日
6
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「なにもかも信じられない」「それでもね、きみの涙もそのひとつだよ」
平成二十三年六月三日
4
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夜、人の気配もなくて雨音とよしなしごとを数えて眠る
平成二十三年六月三日
3
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ゆううつな雨の家路の今日さえも電車はいつもどおりの運行
平成二十三年六月二日
2
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どなたかが電車に託した絶望の影響により遅刻する朝
平成二十三年六月二日
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語られぬハッピーエンドの続きなど知りたくなかった なければよかった
平成二十三年六月一日
6
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まどろんでいるはずもない凍蝶のはばたきあえぬ夢をみるとき
平成二十三年六月一日
5
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忘れよう あたたかかった君の手をそうして昨日を思い出にかえて
平成二十三年五月三十一日
2
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知らぬ間に笑いかたさえ変わってるそれが大人になるということ?
平成二十三年五月二十九日
2
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拭いたくなかった涙がほろほろといつかは海に帰る妄想
平成二十三年五月二十九日
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