杏子さん
のうた一覧
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年ともに 指の関節 曲がりおり亡き父の手と 瓜二つなる
平成二十二年四月二十一日
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ガングリオンという病名ですが、痛...
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雨 続き 畦塗りのあと 崩れ行く田起こしの音 青空 遠く
平成二十二年四月二十一日
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畦塗りは 晴天が続かないと 乾か...
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朝なみだ 夕方晴れたり 「おかえり!」と孫は帰宅す 「ただいま!」と 我
平成二十二年四月二十日
5
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嫁 姑 思いやりで 片がつく経験なき人 声高らかに
平成二十二年四月十九日
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保育園 慣れた頃に 休み来て週明けの朝 律儀な涙
平成二十二年四月十九日
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真向かいの 家の桜は 見事なり仕事しながら チラ見と 洒落こむ
平成二十二年四月十九日
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昨晩の 焼き肉 静かに 漂いて甘いタレ匂う 喧騒のあと
平成二十二年四月十九日
5
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どの部屋も 灯り 消えたり 我ひとり時間止まりて 髪染める夜
平成二十二年四月十七日
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夕方に 園へ 孫を 迎え行く役目 密かに みな 狙いおり
平成二十二年四月十六日
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ママ以外は まだ ダメかな・・ ...
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真っ白な 毛布かぶりて 山々は空を枕に 酔眼 細める
平成二十二年四月十六日
5
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変わりなく 過ぎ行く日々の不思議さを掬いあげれば 貴さ 残らん
平成二十二年四月十六日
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喉笛の声 震わせて 田を走る夜を切り裂き 窓叩く 風
平成二十二年四月十四日
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登園か 休ませようか 微熱出すガンジーばりの 孫の抵抗
平成二十二年四月十三日
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風邪引いたのですが、家で遊んでい...
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雨降りて 今日は 晴れたる 草だけが赤児のように 笑いて 這い出す
平成二十二年四月十三日
6
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彼の人は ひょうたん島へ 隠れ逝く小説 戯曲に 息吹 忍びて
平成二十二年四月十二日
6
合掌
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股上の 狭いジーンズ こそばゆく着やすさ重視で ゴムの ウエスト
平成二十二年四月十一日
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若いなら 格好良いけど 年取ればだらしないだけ ジーンズの穴
平成二十二年四月十一日
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もうダメと まだまだ行けるの 気持ち揺れ精神論では 進めなくなり
平成二十二年四月十日
2
気持ちだけは 若くありたいと思っ...
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微笑みの 勝利の女神 隠れたる応援の声 虚しさ 混じりて
平成二十二年四月十日
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勝ってくれ!
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「ママ ママ」と泣きじゃくる子にもらい泣くつぼみの桜 ためらいがちに
平成二十二年四月九日
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