ふきのとうさん
のうた一覧
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立春の朝枝に積もりし雪の花風に吹かれてはらはらと舞う
平成二十二年二月四日
6
雪が降ったとはいえ、春が近いので...
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亡き姑の思いがけないやさしさに夢で出合いぬ覚めし目を閉づ
平成二十二年二月三日
8
夢なら夢でいい。もう少し続きをみ...
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退社時に今だ明るく早春の空仰ぎつつ家路急ぐかな
平成二十二年二月三日
2
ついこの間まで5時頃はうす暗かっ...
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いたずらを母に見つかり泣きべそで走り寄る子を背に隠すかな
平成二十二年二月二日
5
いたずらが盛んになりました
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「バイバイ」と手を振りながら幼な子は明日会えるもなごり惜しげに
平成二十二年二月一日
3
孫は毎日私の元へ来ます
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チョコボール母に内緒とほおばれば甘さ広がる孫との時間
平成二十二年二月一日
2
秘かに食べる味は格別で、思わず二...
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幼な子は母恋しと泣きながら腕なでる癖くり返し寝入る
平成二十二年一月二十四日
9
孫娘は添い寝してくれる母にするよ...
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冬の朝光さしこむ山々を飛び立つ鳥に粉雪舞う
平成二十二年一月二十四日
4
晴れた日は空気が冷たく、山の一本...
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禁酒日を作った君に夕食の食卓飾る採れたて野菜
平成二十二年一月二十四日
6
大根、カブに水菜あなたが作った野...
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テレビからなつかしの失恋の歌ほろ苦さかみしめ口ずさむ
平成二十二年一月二十四日
5
彼と別れた頃こんな歌が流行ってい...
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しんしんと雪降る夜の静けさに吾の足音さくさく響く
平成二十二年一月十八日
5
雪が降ると空気がピーンと張り詰め...
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さくさくと雪踏む音に目が覚めん寒い朝にも新聞届く
平成二十二年一月十八日
4
夜明け前、私はまだ寝床の中でまど...
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寒空に一人娘旅立ち友の細き腕支えし吾は
平成二十二年一月十七日
5
事故で娘さんを亡くした友にかける...
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被災地に背を丸めて座り込む女「頑張って」と胸詰まりいる
平成二十二年一月十七日
8
自然が怒ると怖い。人間に戒めでし...
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駅に待つ茶色のコートの迎え人いるはずもなき亡き母に似る
平成二十二年一月十七日
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母はよく駅に迎えにきていました。...
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