恣翁さん
のうた一覧
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輝ける銀河斜めに 友送る思ひや尽きぬ 此の杯のごと
平成二十六年三月二十八日
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玉縄 高樹に隠れ 斜漢 層台に...
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をかしきに 脆き胡蝶の標本のやうに 少女は身じろぎもせず
平成二十六年三月二十七日
31
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海中の難破船のごと 蒼褪めし空に 沈めるパンテオンかな
平成二十六年三月二十六日
21
数年前、ノルマンディー地方の港...
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掌に 乳房の重みを量るがに 馬酔木の白き花房を載す
平成二十六年三月二十五日
31
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君が想ひ 計られざりたる妾しも 風に吹かれて揺るる青柳
平成二十六年三月二十四日
31
陌頭 楊柳の枝 已に春風に吹か...
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桑園の方ゆ 一羽の雄鶏に連れられ 数羽庭に列為す
平成二十六年三月二十三日
18
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朝まだき野道に 農夫と耕耘機 微風に 鳥の春耕誘へり
平成二十六年三月二十二日
30
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沈黙の木霊充ちたる森の気を 温めむとして 日差し這ひ入る
平成二十六年三月二十一日
47
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古の塑像のごとく動かずて ファルスに戯るる君を見しかな
平成二十六年三月二十日
21
老人の妄想短歌(其の二十二)で...
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春風や いと気の多く さがなかる 我が裳裾吹き 捲り上ぐとは
平成二十六年三月十九日
21
春林 花 媚きこと多く 春鳥 ...
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凝固せし部屋の空気を 窓開けて揺らし 清しき朝を迎へむ
平成二十六年三月十八日
34
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葉の先に溜まる滴は 日光を凍らしむがに 澄み切れるかな
平成二十六年三月十七日
30
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ウイスキーグラスの 冷たく光りたり ジャズと紫煙の取り巻く卓に
平成二十六年三月十四日
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張り詰めし薄ら氷すらも融けぬるを 如何でか 妻の当て擦るらむ
平成二十六年三月十二日
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津波ゆゑ 人絶ゆらむと思ひしが 片付けの徒は 焚き火に群れけり
平成二十六年三月十一日
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白骨 縦横 乱麻に似たり 幾年...
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饐え初めし果実のごとき 花柄の夜具の匂ひに 身を埋めつつ
平成二十六年三月十日
30
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弄れる肌理細やかなト一の乳 吸ひ付くまでに冷たかりけり
平成二十六年三月七日
18
老人の妄想短歌(其の二十一)で...
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寝静まる街に 覚めたる風にのみ 背を押さすがに 身を任せたり
平成二十六年三月六日
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昨夜、日付が変わってから帰宅し...
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家々の上の空中に ゴチックの塔は立ちたり 花の咲くがに
平成二十六年三月六日
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パソコンの中で、数年前景観調査...
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癖らしく 指に巻きては髪弄る女を覗く窓に 蛾の骸在り
平成二十六年三月五日
26
こうなると、ストーカーですね。
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