恣翁さん
のうた一覧
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時機外し 農繁期告ぐ花見鳥 故園待つらむ 水撒く人を
平成二十七年五月二日
16
九扈鳴くこと已に晩く 楚郷は農...
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晩春の暖かき陽は 不規則な紋様描く波頭照らせり
平成二十七年四月二十日
25
昨日の散歩で見掛けた、桜の花弁...
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夢消せる乱に戸惑ひ 蝶のごと 垣越え 臣ら隣に移らむ
平成二十七年四月十九日
20
雨前 初めて見る 花間の葉 雨...
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「おもいで。」と告げて 厨に君作るもやし炒めを 朝餉に食めり
平成二十七年四月十八日
17
悪戦苦闘、漸く返歌をひねり出し...
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鶯の鳴き声真似て 児の遊ぶ柴の戸に立つ 黍飯の煙
平成二十七年四月十七日
19
柴門 寂々として黍飯馨し 山家...
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栗の花臭しと我に告げし君 処女なるべし 内儀たりとも
平成二十七年四月十六日
15
某歌人の方に相聞歌を送ったとこ...
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月読みを共に眺めし人何処 天に行く水 去年に似たるを
平成二十七年四月十五日
17
独り江楼に上れば 思ひ渺然たり ...
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瀬の音に 楓の若葉 行く人と春惜しむがに 風に揺れたり
平成二十七年四月十四日
18
一昨日牛尾山ハイキングコースを...
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江渡る人の心を 乱したる柳絮に 別れの笛の音聞こゆ
平成二十七年四月十三日
21
揚子江頭 楊柳の春 楊花愁殺す...
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谷間の青き篠竹 細波に媚ぶがに揺れて 流れ抱けり
平成二十七年四月十二日
23
自宅に戻りました。検査で血糖値...
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定めなく柳絮舞へるに 惜別の人を 如何でか垂糸繋がむ
平成二十七年四月十一日
18
灞岸 晴れ来たりて送別頻り 相...
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羞ぢらひの雪の肌や 融けざらむ 憂ひ覗けり 掛け湯の影を
平成二十七年四月十日
20
再整魚犀攏翠簪 解衣先覚冷森々...
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風に花散らむとするを 約束の果たされで 徒に草結びをり
平成二十七年四月九日
16
風 花 日に将に老いむとす 佳...
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通り雨に ガジュマルの葉の濡れ光り 庭一面に散り敷けるかな
平成二十七年四月八日
18
宦情 羇思 共に悽々 春半ばな...
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桐の葉の落ちて 窓辺に月明かり 宿酔に 微風心地好きかな
平成二十七年四月三日
21
柳疎にして桐下り 晩窓明るし ...
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旨酒を干さば 死生の斉しくて 酔はば 天地を無くし臥しなむ
平成二十七年四月二日
19
一樽 死生を斉しくす 万事 固...
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清明の青雲の下 柴山は 白き馬酔木の挿頭付けけり
平成二十七年四月一日
20
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願はくは 君の心の宴に非で 流亡の屋を照らさむことを
平成二十七年三月三十一日
18
二月 新糸を売り 五月 新穀を...
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夜桜に賑はふ上野公園の 冷たき夜気ぞ 肌を舐めける
平成二十七年三月三十日
16
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県令の帯びたる印綬 民草の生き血で 朱に染まりしものぞ
平成二十七年三月二十七日
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去歳 曾て此の県城を経しに 県...
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