恣翁さんのうた一覧 (カテゴリー：全カテゴリー 並び替え：新着順)
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- 「屍体の血、こんな色よ。」と笑み 匙で紅茶を掬ふ君は女医さん 平成二十七年九月二十八日 14 屍体の血は コンナ色だと笑ひつゝ... もっと見る
- 悴める我が魂よ 解き放て 林立したるマストの舫ひを 平成二十七年九月二十七日 16 二千首を目標に、詠み続けていき... もっと見る
- 扉の鍵を回して 孤独を確かめむ 全き自分を取り戻すため 平成二十七年九月二十六日 21 もっと見る
- 貞淑と信ぜし妻の柩より 知らぬ男の体臭しけり 平成二十七年九月二十五日 13 妻を納めた柩の中から マザマザと... もっと見る
- 死してなほ 馴染みし俺の体臭を 妻は柩ゆ醸し出しけり 平成二十七年九月二十四日 15 妻を納めた柩の中から マザマザと... もっと見る
- 牛を追ひ 帰る牧童 懐ゆ木の実零れぬ 吾を拝せしかば 平成二十七年九月二十三日 17 牧童 客を見て拝すれば 山果 ... もっと見る
- 大きなる円の軌跡を 盲ひたる乞食や 沙に辿り続けむ 平成二十七年九月二十二日 13 とこしなへに 跛の盲が 大なる円... もっと見る
- 呼び声の 哀しく震へ響きたり 冥途の奥まで沁み透るがに 平成二十七年九月二十一日 17 もっと見る
- 見世物師 人の頭の蛇を産ませまほしと 女とまぐはへり 平成二十七年九月二十日 12 人頭蛇を生ませてみたいと 思ひつ... もっと見る
- 三日月は 死を恋ふる詩綴らむと インクに浸れるペン先なるかも 平成二十七年九月十九日 18 青空はブルーブラック 三日月は死... もっと見る
- 秋桜は 花弁一つ動かさで 淡き光を散りぼはせけり 平成二十七年九月十八日 17 散りぼふ：散乱する もっと見る
- 乙女子は 己が汚れを 黒き血のダリヤにも見て 安堵の息吐く 平成二十七年九月十七日 14 血のやうに黒いダリヤを 凝視して... もっと見る
- 楊枝刺し 片眼瞑りて 根元まで 横筋交ひの唇に 煙草吸ふ 平成二十七年九月十六日 12 もっと見る
- 誰ぞ 汽車に飛び込みつなる 願はくは 其の人 不労の吾子ならましを 平成二十七年九月十五日 13 よそのヲヂサンが 汽車に轢かれて... もっと見る
- オナニーを覚えたばかりの猿のごと まぐはひ続くる男と女 平成二十七年九月十四日 7 もっと見る
- 孕みつる彼女を疎み 差し昇る黄色き月に 唾を吐きたり 平成二十七年九月十四日 5 妊娠した彼女を思ひ 唾液を吐く ... もっと見る
- 戻りたる我が家は 書の逃げしまま 垣の根に 靴棄てられてあり 平成二十七年九月十三日 18 洪水被害、お見舞い申し上げます... もっと見る
- 心籠め 独り毒茸生やしをる森の枯木に 秋の陽沈む 平成二十七年九月十二日 14 森中の枯れ木は ひとり芽を吹かず... もっと見る
- 森閑と暮るる林に 相応しき茶色の粉を吐く茸かな 平成二十七年九月十一日 18 もっと見る
- 美しき女に憧れ抱きつつ その白き肌 虐めてみたし 平成二十七年九月十日 13 もっと見る
