恣翁さん
のうた一覧
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冷やかな秋の流るる瀬の上に 天狭くして石蕗咲けり
平成二十七年十月十三日
20
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我が恋は墜ちて 枯葉の底深く埋もれぬるかな 隕石のごと
平成二十七年十月十二日
20
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迷ひ入る暗き小路に 呻吟ひつつ 獣の俺が項垂れてをり
平成二十七年十月十一日
12
うなだれて 小暗き町へ迷ひ入り ...
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厭ふべき人生を閉ぢ 眠らむとするを 精励 如何でか破らむ
平成二十七年十月十一日
18
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屍の 夕陽見るがに薄目開け 波打ち際に干涸びてあり
平成二十七年十月九日
12
波際の猫の死骸が 乾燥して薄目を...
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虐ぐる 「時」の重荷の奴婢たるを 拒否せましかば 君酔ひつべし
平成二十七年十月八日
12
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石畳 佇てば 御苑と呼ばるるも 花愛でむとも 草だになきを
平成二十七年十月七日
17
狐塚 かん蹊 路隅に満つるも ...
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海の底の魚つつきたる胎内に 児や生くるまま 動きたるらむ
平成二十七年十月七日
17
水の底で 胎児は生きて動いてゐる...
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梨齧り 残りし芯を 魚の餌に捨つれば 齲歯の痛み止むなり
平成二十七年十月六日
18
梨に限らず、食べ残したものを魚...
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竿伸ぶる吾娘が頬にぞ ほつれ毛の 風に吹かれて懸かれるを見る
平成二十七年十月四日
22
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舟揺れて 立つ浪音に 蘆の根の小蟹驚き 穴逃げ込みつ
平成二十七年十月三日
15
知人が舟を出してくれるというの...
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日射しのみ吸ひ込み 腹し膨らませ 行き倒れたる飢餓の子供ら
平成二十七年十月二日
14
日の光 腹の底まで吸ひ込んで 骨...
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州橋を貫く路に 解放の還るを のべつ忍び待ちけむ
平成二十七年十月一日
11
州橋の南北 是れ天街 父老 年...
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浸水に 裳裾を捲り行く女の 露なるかな 白き太腿
平成二十七年九月三十日
14
先頃の大雨の報道写真をインター...
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明かり取りに こびり付きたる黄の月に 時を刻む音 冴え返りけり
平成二十七年九月二十九日
17
外は肌寒いので、屋内からスーパ...
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「屍体の血、こんな色よ。」と笑み 匙で紅茶を掬ふ君は女医さん
平成二十七年九月二十八日
13
屍体の血は コンナ色だと笑ひつゝ...
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悴める我が魂よ 解き放て 林立したるマストの舫ひを
平成二十七年九月二十七日
16
二千首を目標に、詠み続けていき...
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扉の鍵を回して 孤独を確かめむ 全き自分を取り戻すため
平成二十七年九月二十六日
21
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貞淑と信ぜし妻の柩より 知らぬ男の体臭しけり
平成二十七年九月二十五日
13
妻を納めた柩の中から マザマザと...
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死してなほ 馴染みし俺の体臭を 妻は柩ゆ醸し出しけり
平成二十七年九月二十四日
15
妻を納めた柩の中から マザマザと...
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