恣翁さん
のうた一覧
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青草の色を深めて 女梅雨 音も立てずて 卒塔婆濡らせり
平成三十年六月二十一日
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日盛りの路地に 敢へ無く潰えぬる 切り石積みぞ 焼けて遺れる
平成三十年六月二十日
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大阪北部地震の影響を心配して、...
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黴臭き 虫喰ひだらけの古写本の 紙の匂ひも 懐かしきかな
平成三十年六月十九日
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青黒く 庭のヤツデを染め上ぐる 鳴神月の雨の色かな
平成三十年六月十五日
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鳴神月は六月の異称です。
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青芒 引き止めむと 我が袖に絡めや 霧に踏み惑ひぬる
平成三十年六月十一日
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可愛い娘を遺して、他界された鵺...
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君の居ぬ今宵の蚊遣り 取り分けて 眼に 煙泌みにけるかも
平成三十年六月七日
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青紫蘇の葉を茹でつがに ぐったりと濡らし 止まずて 栗花落ならしも
平成三十年六月六日
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蒼茫と暮れむずる夏の山路にし 白く咲きたる木天蓼の花
平成三十年六月三日
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陽も疎き生け籬に潜む梔子の 澄み渡る香の あはれに優し
平成三十年六月一日
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露含む菖蒲の背に 雨上がり 碧く寝そべる東山かな
平成三十年五月三十日
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海の音の轟く浜に 立ち寄れば ハマナスの紅 足下に見ゆ
平成三十年五月二十五日
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音もなく 葉を濡らしたる走り梅雨 疲れし空は 眠りゆ醒むまじ
平成三十年五月二十三日
21
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そよ風に 枝もたわわな古槐 驚きぬがに 葉を震はせり
平成三十年五月二十二日
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初夏の風が、湯上りの鵺雛さんの...
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倦む碧に 柘榴の花ぞ 紅の火を吐き 烈しく眼を射たる
平成三十年五月二十一日
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青黒く 愁ふがに陰る葉の色に 蛙鳴きたる走り梅雨かな
平成三十年五月十九日
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初夏の薄暮の垣に 卯の花の 斑消えの雪を残したるかな
平成三十年五月十九日
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鵺雛さんの「空き地にて」と題さ...
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名門の驕りばかりの目立ちけり スポーツマンの矜恃や 何処
平成三十年五月十八日
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黄ばみたる紅花 翠の葉に映えて か弱げなれど 卑しからずも
平成三十年五月十五日
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薄白く 消えかかりたる線香の灰 黒土に零れておりぬ
平成三十年五月十三日
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月命日の光景に託して、老人の性...
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睡たげな五月空 時に薄目開け 夏らしき陽を惜しみ 洩らしつ
平成三十年五月九日
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