恣翁さん
のうた一覧
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低き椅子の背に 危ふげに腰掛けて パジャマの儘に 朝刊を見る
令和三年七月十一日
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梅干しを味はひつがに 無意識のうちにすぼめし唇が欲し
令和三年七月八日
9
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虫ピンに展翅せらるがに 大きなる蛾の 街灯に ひとつ止まれり
令和三年七月四日
12
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燈明は 意味あるごとく瞬きて 耳鳴りに似し音波を発す
令和三年六月二十九日
17
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牛乳をこぼしつるごと 空白く 水溜まりにぞ 映りたりける
令和三年六月二十六日
11
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少年の肩に 娘は身を預け 軽く波打つ髪を弄れり
令和三年六月二十三日
9
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発育不全の白痴の駄々ぞ 題目の 無垢なる五輪精神さへも
令和三年六月二十日
8
コロナ第五波のリスクを賭して五...
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遠雷と告げられ 顔を見合はする夫婦の 老いて聾しぬるかも
令和三年六月十七日
12
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白樺の葉は 風を受け 髪のごと乱れ 互ひに囁き合へり
令和三年六月十五日
12
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硝子戸を開け放したるヴェランダに 薄明かく 夏の夕べ暮れずも
令和三年六月十日
15
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午後の陽に 円き影のみ落としつつ 要垣の露路 往く日傘かな
令和三年五月二十九日
15
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初夏の風は わづかに紗を揺らし 午後の空気を震はせたるか
令和三年五月二十三日
20
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馬乗りに 椅子に跨がり 往来を 暇に飽かせて見下ろせるかな
令和三年五月十六日
12
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病的に黄ばむ膚ぞ ブラインドを漏るる光に 琥珀のごとき
令和三年五月十三日
8
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草の上に落ちて 露帯ぶ瑠璃色の桐の花こそ 手に取りて観め
令和三年五月六日
15
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主変はり 顧みられぬ庭にあり 心のままに咲く藤ぞよき
令和三年四月二十六日
18
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小手毬の白に 年経る偏屈の 産に還れる心延へ観る
令和三年四月二十日
17
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罌粟の花 女にやなりぬと見るまでに はや身籠れる 愛しき児に似る
令和三年四月十五日
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色白き女の黒髪に 挿頭したる八重の山吹 黄こそ貴なれ
令和三年四月九日
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ぼんやりと 全てを包み込むやうに 春は 雨さへやさしかりけり
令和三年四月四日
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