恣翁さん
のうた一覧
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店奥に お伽噺の空気すら醸す爺婆 しゃがみ込みけり
令和三年十月九日
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透明な夜気を昇りて 銀漢は 巨人の深き溜息なるべし
令和三年十月七日
15
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曲げし肘に頭を載せて居眠れる君に 部屋着をそっと羽織らす
令和三年十月五日
10
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過ぎ去りし時代の香り 萎びたる乳房のままに 踊るアルテミス
令和三年十月三日
11
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首傾げ ぢっと見上ぐる 児のやうな目にし 決まりの悪しきを覚ゆ
令和三年十月二日
9
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輪郭に圧さるるごとく 背を曲げて 入り日に向かふ移住者の群れ
令和三年九月三十日
13
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尻癖を大目に見たる寛大の奥に 密かな侮蔑の覗く
令和三年九月二十八日
9
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おかっぱに結びし 真っ赤な幅広のリボンひらひら 蝶の飛ぶがに
令和三年九月二十六日
13
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秋の日の はや傾ぶくを 尋ね居る我が師の墓標 見つからざらめや
令和三年九月二十四日
17
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月を見て思ひ馳せたる彼のひとの 野辺の送りに見し彼岸花
令和三年九月二十二日
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夕陽は茜の沓を履きて逃げ 代りし月ぞ 金の粉を吐く
令和三年九月二十日
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お互ひに連れを思ふも 一言も口こそ利かね 翌日も雨
令和三年九月十八日
17
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秋の日は 毛氈に咲く花がらに 刹那の生命を与へたるかも
令和三年九月十六日
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ドビュッシーのアラベスクこそ 木漏れ日の煌めきに似て 葉陰に揺るれ
令和三年九月十四日
9
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ヴェランダの軒をし越えて 屋根の上に伸びぬる影ぞ 秋を告げける
令和三年九月十二日
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翳む声に 初老の疲れ偲はれて 女心の惑ひぬるかも
令和三年九月十日
13
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苔むせる築石の間 暗くして 顔覗かする羊歯 そこかしこ
令和三年九月八日
15
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何処より這ひ出したるか 夜の闇 黙し 翼を世界に展ぐ
令和三年九月六日
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雨垂れのやうな響きの沁むるかな エリック・サティの沈鬱の酔ひ
令和三年九月四日
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煮出したる麦茶沸きしを 火に掛くる薬缶の蓋ぞ そっと切りける
令和三年九月二日
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