恣翁さん
のうた一覧
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朝ぼらけ 石竹色に 變はりゆく 鏡の湖に 浮かぶ島影
平成二十二年七月十七日
19
アルバムの中から、那須在住の頃...
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葉陰から 黄丹の殘照 眺めけり バリの夕べは 氣怠くありぬ
平成二十二年七月十六日
16
黄丹は赤味の多い黄色で、梔子と...
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朝日浴び シルエットのみ 浮かび出づ バリの女や 沐浴したる
平成二十二年七月十六日
18
アルバムを見ていたら、昔行った...
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醉ひて臥し 比叡の山に 中天の 月かかる迄 眺めけるかな
平成二十二年七月十五日
33
進行を表わす「かかりゆく」と到...
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岩場から 竿出し見遣る うき越に 青一髮や 露西亞なんめる
平成二十二年七月十一日
23
雲か 山か 呉か 越か 水天髣...
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靜かなる 緑の池畔の 浮島に 墓標のやうな 眞白き枯木
平成二十二年七月六日
33
中学生の頃、父に連れて行っても...
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雲居より 闇照らしたる 月影に 浮かび上がれる 繋がれし船
平成二十二年六月三十日
36
宮崎県の油津港に港の景観調査に...
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時停まる 午下を盛りの 陽に向かひ 向日葵が顏 傾けるのみ
平成二十二年六月二十九日
25
真夏の昼下がりの妙にしんと静ま...
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ありがたき 千もの拍手に 惑はされ 聞こえ氣にして 歌や詠みける
平成二十二年六月二十八日
48
ありがとうございます。最近、ど...
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沙場にて 朝日に向かひ 跪き 祈りを捧ぐ 遊牧の媼
平成二十二年六月二十五日
27
外廻り中に偶然入った写真展で見...
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父の日に 倅が呉れし 旅土産 鹽っぱきへしこぞ 泪の味せる
平成二十二年六月二十四日
28
先の短歌が直接的過ぎる気がして...
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雛鳥が 遠く羽ばたく 良縁日 絶えて忘るな 父母の愛
平成二十二年六月二十日
24
白血病で夭折した友人の娘さんが...
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明け遣らぬ 朝靄の中 群舞する 幻想的な 山毛欅の樹々たち
平成二十二年六月二十日
27
白神山地の麓にある岩崎村の村営...
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鈍色の 黴雨空映す 池の上の 濃緑匂ふ 猛きもみぢ葉
平成二十二年六月二十日
30
春の柔らかなもみぢの葉とは異な...
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窓越しに 機上から見る 種子島 梅雨の晴れ間に 青く染まりぬ
平成二十二年六月二十日
27
某公益法人に出向していた頃、出...
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窓つたふ 雫に滲みし ネオンの灯 紫陽花のごと 色變はりゆく
平成二十二年六月十九日
32
仕事で遅くなって、タクシーで帰...
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まひるどき 簾透した 中庭の 石榴の花ぞ そのみ明るき
平成二十二年六月十九日
30
別院 深深 夏簟 清く 石榴 ...
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殘留と 漸く決まり あと二年 晩節穢す 最後の足掻き
平成二十二年六月十九日
18
やっとのことで、会社に残れるこ...
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雨近し 家路急げと 少女風 蛙も鳴けり ケエロケエロと
平成二十二年六月十九日
29
萩の局さんに送った歌です。 ...
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仄暗き 石の間の 紫陽花も 色それぞれに 想ひありけむ
平成二十二年六月十九日
24
山田ゆきさんに送った短歌です。
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