恣翁さん
のうた一覧
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人間て すごいと思ふ あんな目に 遭っても耐へて 立ち上がるから
平成二十三年五月四日
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金子みすずを少し意識して詠みま...
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何処より 来たる薫風 庭を吹き 樹陰を好む 鳥飛び立たず
平成二十三年五月三日
22
薫風 何処より来たる 我が庭前...
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合格の 二度目の礼に 詣でつる 毘沙門の森 雨に烟れり
平成二十三年五月二日
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昨年入学した高校を辞めた娘が今...
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疏水より 山科盆地を 眺むれど 黄砂や街を 白く隠せる
平成二十三年五月二日
17
午前中に散歩に行って来ましたが...
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公園を 吹き渡りたる そよ風に 若葉揺らせる プラタナスの樹
平成二十三年五月二日
25
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差し向かひ 微醺を帯びて 頬染めし 古女房の 妙に婀娜めく
平成二十三年四月三十日
22
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神聖な 淡き光の その中に 群れて聳ゆる 針葉樹かな
平成二十三年四月二十九日
22
ドライブの途中に立ち寄りました...
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幼児の 足下洗ふ 細波に 笑み声洩るる 親子連れかな
平成二十三年四月二十九日
18
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転び泣く 児は足下へ 複た下りし 鳩に目遣らず 啜り続けつ
平成二十三年四月二十六日
18
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幼子の 駆けて数多の 羽音立て 鳩舞い上がる 碧き中天
平成二十三年四月二十六日
19
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喉奧に くぐもる声で 鳴く鳩は 薄日の影を 震はせて行く
平成二十三年四月二十六日
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日曜日に神社の境内で見掛けた光...
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歌舞伎町 伊達な若衆 何処行きゃる 肩で風切り あの娘の許へ
平成二十三年四月二十五日
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五陵の年少 金市の東 銀鞍白馬...
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残りたる 松の梢を 飇々と 鳴らして風の 吹き渡るなり
平成二十三年四月二十三日
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足下に 打ち上げられし 残骸の 磯臭さのみ 鼻突けるかは
平成二十三年四月二十二日
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濡れ石に 続く噴き井に 点々と 疾うに落ちたる 白椿かな
平成二十三年四月十九日
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京の町屋の庭をイメージして詠ん...
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蒼白き頬に 紅引く くちびるの 記念写真の 美少年かな
平成二十三年四月十八日
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紫の 泥咥へたる つばくらめ 梁に来たりて また飛び去りぬ
平成二十三年四月十五日
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帰省した時に訪れた筍農家の土間...
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春の色 行く水のごと 過ぎ去れり 昨日咲きし花 残るは僅か
平成二十三年四月十四日
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一月 主人笑ふこと幾回ぞ 相逢...
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春さなか 湖を隔つる 山際に たなびく霞 夫も桜かも
平成二十三年四月十日
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海津大崎にドライブに行って来ま...
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行く末に 横たはりたる 難艱に 目を逸らさずに 只管行かむ
平成二十三年四月九日
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