恣翁さん
のうた一覧
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迎へたる山毛欅のトンネル 雨に濡れ 緑一色 紗を透すめり
令和五年六月二十九日
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庭に向き 朝の日射しを浴びながら 深まる青を黙して見つむ
令和五年六月二十五日
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梅の実の落ちて 我が身の衰へに 思ひを致す返り梅雨かな
令和五年六月二十二日
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薄暗き土間に重たげ 構へたる框 鼈甲色に光れり
令和五年六月二十日
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苧環の花の命も盛りまで 散るまで好きに生きるがさだめ
令和五年六月十五日
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明けてゆく空の光を含みつつ 帯状の靄 川下に這ふ
令和五年六月十三日
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透き通るやうな あなたの顔ばせに あるかなきかの微笑みの浮く
令和五年六月十一日
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雨に烟る午下の軒先 鮮やかな翠を見せたる釣り忍かな
令和五年六月六日
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花期過ぎし牡丹しとどに濡れ増さり 葉より緑の霧の立つめり
令和五年六月三日
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森閑たる夜のしじまを 縫ふ雨の 軒を打つ音 冴え返るかな
令和五年六月一日
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烟るがに 雨脚につれ薄く濃く 変はる緑し 眺め飽かめや
令和五年五月三十日
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海面は 重油を流しつるごとく 不気味なまでに黒々と凪ぐ
令和五年五月二十八日
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軟らかな南風にも 海の泡立ちて 夜光虫こそ明滅しけれ
令和五年五月二十七日
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花の香の夢を惜しむか 樹々の葉の匂ひを運ぶ初夏の朝風
令和五年五月二十五日
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白樫の瑞枝動かす朝風に き...
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無愧にしも身悶ゆるごと 鱗粉を 硯池の墨に散らす夜蛾はや
令和五年五月二十三日
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沛然と降りたる雨は 昂りて仰げる頬を快く打つ
令和五年五月二十日
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蘆原を渡れる風に 葭切の不意の叫びぞ 嘲るごとき
令和五年五月十八日
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近江八幡の西の湖
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乙女子は 夢を見るがに恋想ふ 五月の温く長き黄昏
令和五年五月十六日
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庇から滴り落つる雨垂れぞ 釣り忍の葉を頻りに叩く
令和五年五月十三日
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花嫁のコサージュに 夜の影落ちて 初夜を想ふか 仄震ふめり
令和五年五月十一日
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