恣翁さん
のうた一覧
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後ろから照りつくる陽に 襟首の汗ばみ 天の悪意思ほゆ
令和五年八月十二日
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包丁の刃に 親指の腹を当て 研ぎの具合を確かむるかも
令和五年八月八日
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滑らかな砥石の肌に 包丁の刃 冷たき音を立てたり
令和五年八月五日
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午後の陽は 深き庇をすべりつつ 砌の石を白く焼くなり
令和五年七月二十九日
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ぴちぴちと 躍り跳ねたる香魚こそ 水の匂ひを面に打ちけれ
令和五年七月二十二日
14
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縁台の灯火揺らす風出でて 夕凪ぎ早く過ぎにけるかも
令和五年七月十八日
10
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残照に つかのま明くなりし部屋 何時しか闇の忍び入りける
令和五年七月十五日
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廃屋の妖気を帯びて 朱の色の石榴花こそ 毒々しけれ
令和五年七月十三日
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蚊遣り火の煙 縞のごと 掛茶屋の葭簀を透り 流れ出したり
令和五年七月十一日
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黙々と 夜の舗道を 男女らが 影絵のやうに通り過ぎけり
令和五年七月六日
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梅の実の落ちて 我が身の衰へに 思ひを致す返り梅雨かな
令和五年六月二十二日
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薄暗き土間に重たげ 構へたる框 鼈甲色に光れり
令和五年六月二十日
10
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雨に烟る午下の軒先 鮮やかな翠を見せたる釣り忍かな
令和五年六月六日
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無愧にしも身悶ゆるごと 鱗粉を 硯池の墨に散らす夜蛾はや
令和五年五月二十三日
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沛然と降りたる雨は 昂りて仰げる頬を快く打つ
令和五年五月二十日
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庇から滴り落つる雨垂れぞ 釣り忍の葉を頻りに叩く
令和五年五月十三日
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百姓の野良から帰る 美しき五月の夕に 楡芽吹きけり
令和五年五月二日
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奥まりし敷石路に しっとりと 枝垂らしたる若柳かな
令和五年四月二十七日
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春の日に 杭に繋がれ ゆらゆらと 眠げに揺るる矢切の渡船
令和五年四月二十三日
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寝穢き吾をなぶれるか 午後の陽の 障子を透す薄明りかな
令和五年四月十八日
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