恣翁さん
のうた一覧
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石畳 佇てば 御苑と呼ばるるも 花愛でむとも 草だになきを
平成二十七年十月七日
17
狐塚 かん蹊 路隅に満つるも ...
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海の底の魚つつきたる胎内に 児や生くるまま 動きたるらむ
平成二十七年十月七日
18
水の底で 胎児は生きて動いてゐる...
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梨齧り 残りし芯を 魚の餌に捨つれば 齲歯の痛み止むなり
平成二十七年十月六日
18
梨に限らず、食べ残したものを魚...
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舟揺れて 立つ浪音に 蘆の根の小蟹驚き 穴逃げ込みつ
平成二十七年十月三日
15
知人が舟を出してくれるというの...
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州橋を貫く路に 解放の還るを のべつ忍び待ちけむ
平成二十七年十月一日
11
州橋の南北 是れ天街 父老 年...
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明かり取りに こびり付きたる黄の月に 時を刻む音 冴え返りけり
平成二十七年九月二十九日
17
外は肌寒いので、屋内からスーパ...
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悴める我が魂よ 解き放て 林立したるマストの舫ひを
平成二十七年九月二十七日
16
二千首を目標に、詠み続けていき...
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扉の鍵を回して 孤独を確かめむ 全き自分を取り戻すため
平成二十七年九月二十六日
21
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大きなる円の軌跡を 盲ひたる乞食や 沙に辿り続けむ
平成二十七年九月二十二日
13
とこしなへに 跛の盲が 大なる円...
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呼び声の 哀しく震へ響きたり 冥途の奥まで沁み透るがに
平成二十七年九月二十一日
17
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三日月は 死を恋ふる詩綴らむと インクに浸れるペン先なるかも
平成二十七年九月十九日
18
青空はブルーブラック 三日月は死...
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乙女子は 己が汚れを 黒き血のダリヤにも見て 安堵の息吐く
平成二十七年九月十七日
14
血のやうに黒いダリヤを 凝視して...
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楊枝刺し 片眼瞑りて 根元まで 横筋交ひの唇に 煙草吸ふ
平成二十七年九月十六日
12
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戻りたる我が家は 書の逃げしまま 垣の根に 靴棄てられてあり
平成二十七年九月十三日
18
洪水被害、お見舞い申し上げます...
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心籠め 独り毒茸生やしをる森の枯木に 秋の陽沈む
平成二十七年九月十二日
14
森中の枯れ木は ひとり芽を吹かず...
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啄木鳥の敲き止まざる邪な音の 我が胸の森に響けり
平成二十七年九月九日
22
わが胸に邪悪の森あり 時折に 啄...
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地の虫の我は 出口を塞がるれば 精神的に窒息しけり
平成二十七年九月八日
15
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病的に黄の月 吊るす蛇口より 堪らぬ咽喉の渇き癒せり
平成二十七年九月七日
11
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呉と蜀を別つ岳陽 ゆっくりと陽の落ち 楼の帳戦がず
平成二十七年九月六日
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洞庭の東 江水の西 簾旌 動か...
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岩山の猿の群れは 掌に盛りたる玉を貪り食らふ
平成二十七年九月一日
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